子どもの勉強などにキッチンタイマーを活用(永田さん提供写真)

息子のほうから「時間を測って」と言われることも

永田 子どもって、「早くして」と言っても早くしてくれないじゃないですか(笑) でも、それって時間の感覚が育っていないから、仕方がないことなんです。だから、早く支度してほしいときは、「このままだと10分遅刻しちゃうよ」と言葉がけした上で、「あと2分で準備しよう!」と目標を掲げ、ストップウオッチで測ります。「2分」という時間を体感させるのです。そうすると、「2分って意外と長いな」と子どもが理解していく。そこで、「10分遅刻するということは、今の2分を5回分だよ」と声がけする。10分遅れることの重大さを学びながら、時間の感覚をつかんでもらう作戦です。

―― 今、お子さんは小学1年生ですが、時間の感覚が育っていると感じますか?

永田 はい。それは感じます。最近では、息子のほうから「このプリントを○分で終わらせるから、時間を計って」と言われることも。ダラダラと取り組むよりも、時間を決めることで難しいプリントも頑張れるようです時間内に終わらなかったら、次の日に持ち越すこともOKにしています。難問だと時間がかかることを体感するのは大事なことです。仕事でも、楽にこなせる仕事と時間がかかる仕事があるじゃないですか。その時に、いつもは1時間で終わるけれど、これは難しいから2時間見積もっておこう、と考えられるかどうかで、時間管理の精度が上がっていきますから。

―― まさにスキルの伝承ですね。時間を意識して取り組むと、集中力も上がるから勉強もはかどりそう。将来の仕事においても役立ちそうです。

永田 この新連載のコンセプトでもありますが、仕事のスキルは子育てや子どもの教育にも非常に役立ちますね。私の仕事柄もあり、どんなスキルが何にどう役立つかを整理して考えたり、応用したりするのは好きですね。