夏休みも中盤に差しかかると、気になり始めるのが子どもの夏休みの宿題の進み具合です。なかでも「大物」の自由研究は、できるだけ早く終わらせておきたいところです。受験を控えた小学校6年生なら、受験に役立つテーマを選択できれば言うことなしですよね。
そこで今回は、「自由研究テクニック」の「理科編」をお届けします! 子どもの性格によって異なる自由研究テーマの選び方から受験に役立つ視点まで、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主任相談員であり、子どもを引き込む受験動画でも知られる辻義夫先生に聞きました。
(日経DUAL特選シリーズ/2019年8月収録記事を再掲載します)
まずは全体のスケジュールの可視化から!
自由研究に着手する前に、計画的に進める段取りをつけておきたいのが「毎日モノ」のドリルです。
「単純作業のドリルは、意外とくせもの。まとめて取り組むと思いのほか労力を使うので、ムダな親子ゲンカのもとになります。低学年のうちからママが采配を振って、毎日少しずつ、着実に進める習慣をつけておきたいですね」
辻先生のおすすめは、家族全員分の予定が書き込めるカレンダーの活用です。ドリルなど毎日取り組む宿題の予定を日割りにして書き込み、読書感想文や自由研究に取り組む日程もあらかじめ決めておいて、夏休み全体のスケジュールを可視化します。「終わったものは、毎日チェックしてカレンダーから消していきます。こうした習慣を早いうちにつけておけば、高学年になるころには自分から進んで取り組めるようになりますよ」
全体のスケジュールが決まったら、いよいよ自由研究のテーマ決めに移りましょう。テーマの決め方は、学年のほか、「コツコツタイプか一発タイプか」という子どもの性格によっても異なります。

次ページから読める内容
- 基本は、「低学年はじっくり観察・高学年は短期決戦」
- 最近の入試問題傾向から自由研究のネタを考える
- アウトプットの仕方にもコツがある
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