老後の備えというと、貯蓄や資産運用を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。小4の息子を育てるFPの佐藤麻衣子さんが、息子に伝えたい、親として知っておきたいマネー知識を伝授する連載。今回のテーマは「老後資金」です。DUAL世代にとっては、貯蓄や資産運用だけでない選択肢を知っておくことで、今と将来のバランスを取って適切にお金を使い・備えることができるようになると佐藤さんは言います。

老後のために必要な金額は?

 こんにちは。FPの佐藤麻衣子です。

 2019年は金融庁のレポートがきっかけとなった老後2000万円問題や、財政検証の結果年金の給付水準が下がるといった報道があり、老後資金準備が気になった人も多いのではないでしょうか? 今は低金利ということもあり、iDeCoやNISAなど税制優遇を受けられる口座を活用した資産運用を始めた人もいるかもしれません。

 そうはいっても、手取りはなかなか増えず教育費にもお金がかかる時代。老後のために多額の貯蓄も必要となると、今使えるお金が少なくなってしまいます。気力や体力のある若い時期や子どもが小さいときの時間は、後から取り戻せないとても貴重なもの。不安になり過ぎることなく、適切に備えることが人生を豊かにするポイントです。

 だから私は息子にこう伝えたい。

 「人生は幸せな時間を過ごすためにあるもの。今と将来のバランスを取って、上手にお金の配分をするんだよ

 今回は、これからの時代に合った、DUAL世代の老後対策のポイントをみていきます。

次ページから読める内容

  • 男性でも43%が90歳まで生きる時代
  • 「長く働く」ことは有効な選択肢
  • 100歳まで生きる前提で試算を

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