子どものミライもお金次第? 小学4年の息子を育てるFPの佐藤麻衣子さんが、息子に伝えたい、親として知っておきたいマネー知識を伝授する連載。今回のテーマは「教育投資」です。子どもの将来のためと考えるとつい財布のひもが緩みがちですが、佐藤さんは教育投資を考える上で2つの注意点があると指摘します。
雇用環境も必要なスキルも、自分たちの世代とは変わる
こんにちは。FPの佐藤麻衣子です。
子どもが小学4年生になり、同年代のママと会うと中学受験の話も出てくるようになりました。子どもの進路、悩みますよね。
子どもがやりたいと言うことや興味があることにはお金を出してあげたいものですが、今は手取り給与が上がりにくいだけでなく、自分の学び直しや老後のための自助努力なども必要で、私たちの親世代とはお金の事情もだいぶ変わってきています。
社労士の仕事を通じて、新卒一括採用の揺らぎ、入社後短期間での離職やメンタル不調の増加といった雇用環境の現状を見ると「何のための教育投資なのか」と立ち止まって考える必要性も感じます。
だから息子にはこう伝えたい。
「将来どうしたいのか、お金はいくら必要かを整理して、家族みんなで教育について考えていこう」
子どもにお金の話をすることは、もはやタブーではありません。大学進学だけでなく、海外留学、学生起業など選択肢も多くなる中、子どもの意思を確認しながら、予算の範囲で子どもに合った教育プランを考えて、有意義な教育投資を実現したいですよね。
今回は、教育投資「ここまでOK」というラインの見定め方を見ていきましょう。

次ページから読める内容
- ピーク時の資金繰りは大丈夫か
- 自分たちの将来設計も同時に考える
- できる範囲で、有意義な教育投資を!
続きは、日経DUAL登録会員の方がご覧いただけます
-
登録会員限定記事子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
-
日経DUALメール日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
-
子どもの年齢別メール子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
-
MY DUALサイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
-
日経DUALフォーラムオンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
-
記事クリップ、連載フォローお気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。