上の子と「デートする」時間をつくる

 そして出張から戻ったら必ず行うようにしているのが「ミクママデート」です。先輩記者からのアドバイスで、弟が生まれてママを独り占めできなくなった娘のために企画し始めたのですが、特に出張の後は夫に仕事を休んでもらってでも行うようにしています。

 別に大それたことをするわけではなく、普段はバギーがあると乗れない二階建てバスの二階に上がってみたり、映画を2人で見に行ったりするだけなのですが、「一緒にピンクのドレス着ようね」と、楽しみにしてくれる娘の顔を思い浮かべると、私自身どんなに大変な出張も乗り切れます。

 ほかにも、先輩記者やツイッター、雑誌などに載っている育児のアドバイスは、常に参考にしています。例えばこの半年間続けているのは、寝る前に「ママが誇りに思ったこと」を話すこと。

「誇りに思う」の言葉がけでお礼が言えるように

 ある記事で、男の子3人を育てるお母さんが、「毎日ガミガミ怒ってしまうけれど、せめて寝る前は笑顔でと思い、一人1個ずつ、どんなに小さいことでもいいから褒めるようにしている」と書かれているのを読み、私もまねしてみたら大正解でした。

 シャイで、お友達やお友達のご両親に「ありがとう」が言えなかった娘。「14日間言えたら新しいおもちゃ買ってあげる」と言っても、「ありがとうって言えないならもうプレイデートしないよ」と言っても変わらなかったのに、毎晩「ママは今日ミクが○○してくれてとても誇らしかった。明日はありがとうって言ってくれたらうれしいな」と言い続けたら、数週間でお礼が言えるように。

 言えたのは本当に小さい声だったけれど、すごくうれしそうで、その晩は自ら「Mama, can we have the what I made you proud chat?(ママがミクを誇りに思ったお話しよう)」と。

 以前、「賄賂と処罰に頼るしつけはダメ」という育児のアドバイスを読み、「そんなこと言われても、じゃあどうすればいいの?」と思っていましたが、その通りだったなと気付かされた瞬間でした。

 仕事を続ける以上(そしてたとえ仕事を辞めたとしても)、これからも多くの葛藤に直面すると思います。

 もっと大きくなったら。小学生になったら。

 不安を書き出したらきりがありませんが、「今から悩んでも仕方がない」と思える余裕ができました

 子どもが産まれるまでは、人生設計を何年も前から立てていた私。慣れるのには時間がかかりましたが、完璧に計画する人生なんて無理なんだと諦め、今日もニュースと、子どもたちと向き合います。