「BBC記者の子どもの会」を結成

 私たちが開催しているプレイデートとは、自宅に友達を呼ぶか、誰かの家にお邪魔し、子ども同士が遊ぶ横で、ママ同士もおしゃべりするというもの。

 出張から帰ってきたばかりで疲れていたときは、上の子たちが遊んでいるのを友達が見ていてくれている間に、下の子たちとお昼寝してしまったこともあります。

 一番ピンチなのは、急きょ週末を挟んだ出張が入ってしまったとき。そんなときもママ友が自分の子どもたちと独身のお友達を数人連れてうちに来てくれて、子どもたちを見てくれたりします。

 実は、「ママ友を大事にすべき」とアドバイスしてくれたのは、日本の学生時代から仲のいい友達でした。まだ娘が産まれたばかりの頃、「母親同士も気が合って、子ども同士も仲良しというケースはかなり珍しいから、一度知り合ったら絶対にキープすべき」と教えてくれたのです。

 独身時代からの友達がママになったら、どんなに忙しくてもコンタクトを取り続け、日本の友達の友達がシンガポールに子連れで引っ越すと聞いたら紹介してもらいました。

 娘が通う日本語のレッスンで知り合うお母さんたちには、片っ端から声をかけ、わが家でのプレイデートに招待しました。

 また、上の娘が私の仕事を理解してくれるようになった頃、先輩のママ記者と冗談半分で「BBC記者の子どもの会」をつくりました。週末お互いの家に行って、親同士がワイン片手に会社の(時には愚痴)話をする横で、子ども同士が遊びます。

 まだ小さいから粘土とかで遊んでるだけですが、「うちのママはこの前○○のニュースで急に出張に行っちゃってね、でもこんな大事な話らしいよ」って話し合える日が来ればいいなと思います