男性が育休取得をしたければ目立てばいい

―― 最近では男性の育休取得も推奨されてきていますよね。推奨されてはいても、職場に経験者がいないと「育休を取得したい」と言うのは勇気がいることと思います。どのようにするのがいいのでしょうか?

 「今、男性の育休取得は革命前夜にあると思います。日本において、体制が大きく変わるためには、『みんなやってますよ』が一番効果的です。推奨されてはいますが、まだ『みんなやってます』にはなっていません。そんな中で、社内で最初の1例目となるには、申し訳なさそうに取るよりも、『育休ブログを書きますね』などと、目立ってしまったほうがいい

―― たとえ、人事部や経営層が個人的にはよく思っていなかったとしても、堂々と伝えたほうがいいのでしょうか?

 「これだけ世の中の流れが『男性の育児参加を』となっている中で、育休を取得しようとしている社員が対外的に声をあげたら、個人的には苦々しく感じている上司でも悪いようにはできません。他の社員や社外の人も注目して見ていますからね。

 前例がないことに関しては目立つことをお勧めします。例えば、育休中の男性の集まりに参加していることをあえて会社にアピールしたり、みんなが見ていますよということを伝えることが自分の身を守ることになると思います。

 女性の育休取得に関しても、少し前までは同じような状況でした。しかし、時代が変わり、現在では当たり前のことになってきています。男性の育休取得に関しても、裁量権の有無とは関係なく、当たり前に行使できる日もそう遠くないと思います」

取材・文/代 麻理子 写真/PIXTA