二人の女の子のママであるタレントのSHELLYさん。コロナ禍で厳しい状況に置かれているシングルマザーを支援する「ひとりじゃないよプロジェクト」に賛同するなど、活動の幅を広げています。今回のテーマは「子どもの自尊心」について。「女性はきれいなほうがいい」という価値観をはねのけ、女の子が自分らしく生きていくために、子どもとの会話の中で心掛けていることがあるそうです。

外見で評価されがちな社会で、自尊心をどう守る?

 こんにちは。SHELLYです。

 娘たちは今4歳と2歳。子育てで一番気を付けているのは、子どもたちの自尊心をいかに育てていくかです。なぜなら、この社会の中で、女性が自尊心を守りながら生きていくのは難しいと感じているからです。

 その理由の一つが、「女性は外見で評価されやすい」ということ。目が大きいか小さいか、一重まぶたか二重まぶたか、胸が大きいか小さいか、背が高いか低いか……。これらは外見の特徴の一つにすぎず内面とは全く関係がないのに、その人自身の評価につながってしまうことってあると思います。私もそれで違和感を覚えた経験があるし、読者の皆さんにも、同じような経験がある方もいるのではないでしょうか。

 もちろん男性も見かけで判断されることが多々ありますが、特に女性に対してはそのウエートが大きく、若いほうがいい、きれいなほうがいい、女子力が高いほうがいいといった価値観が社会全体に漂っている気がしています。

外見への評価がコンプレックスにつながることもある、と指摘するSHELLYさん
外見への評価がコンプレックスにつながることもある、と指摘するSHELLYさん

 さらにSNSが普及している今の時代、何を着ているか、どんなメイクをしているかといった外見的な要素は、その人がどんな人かを印象づける暗黙のメッセージとして、外に向かって勝手に発信されてしまいます。本人がどんなに中身で勝負したいと思っていても、外見に対する評価が押し寄せてくる。そのことで、無用なコンプレックスを感じることもあると思います。

 そんな社会の中で、子どもたちは自分は価値のある存在だと感じ、自分に自信を持つことができるのか。そう考えたとき、ああ、これは私にかかっているな、と思いました。彼女たちの自尊心を育めるかどうかは、親である私の接し方次第なんだ、と。

 心掛けていることは二つあります。