NHK「ニュースウォッチ9」で気象キャスターを務め、2021年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」でも気象考証を担当した斉田季実治さん。プライベートでは男の子3人のパパでもあります。この連載では、防災士や危機管理士、星空案内人など、さまざまな顔を持つ斉田さんが、親目線で天気や防災、宇宙について語っていきます。第2回の今回は、近年増えている自然災害への備えについてです。

【気象予報士 斉田季実治 子どもと空を見上げてみたら】
第1回 斉田季実治 親子で空を見上げ、天気の不思議を楽しもう

日本の夏は集中豪雨による災害が増えている

 こんにちは。気象予報士の斉田季実治です。2022年は6月下旬に梅雨明けが相次いで発表されて猛暑日が続き、例年とは異なる夏の始まりとなりました。近年は、台風がこれまでにないコースを通ったり、梅雨が終わっても梅雨末期のような大雨が降ったりして、災害も頻発しています。

 21年7月に静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害では死者・行方不明者が27人に上りました。同年8月には集中豪雨の原因となる線状降水帯の発生により、九州北部で記録的な大雨となり、長崎県雲仙市で親子3人が亡くなっています。こうした状況から、気象庁では22年6月1日より、早めの避難につなげるため線状降水帯の予測を開始しました。

 都会に住んでいると豪雨災害などの自然災害は身近に感じにくいかもしれません。しかし、自然災害は、決して自然豊かな土地の山や川だけで起こるわけではありません。また、日本は地震が多い国でもあります。都会であっても、備えをしておくことはとても重要です。

気象予報士の斉田季実治さん。防災士の資格も持ち、自然災害から命を守る行動についての啓蒙にも力を入れている
気象予報士の斉田季実治さん。防災士の資格も持ち、自然災害から命を守る行動についての啓蒙にも力を入れている

次ページから読める内容

  • 命が助かるためにどうすればいいかを考える
  • 「マイ・タイムライン」は子どもも一緒に話し合って作る
  • 雨雲レーダーや「キキクル」を見る習慣で家族を守ろう

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