「ゲーム実況」で息子の語彙力が増えた

鈴木 今、息子はゲームにハマっていて、「あつまれ どうぶつの森」や「スーパーマリオ」を熱心にやっています。マリオなんか、5歳でここまでできるのかと思うくらいうまいですよ。ゲーム実況のYouTubeも熱心に見ています。好きなことに対してはかなりの集中力を発揮する子なので、最低限のルールを守った上で、ゲームもYouTubeも好きなだけやらせています。

 とはいえ、「YouTubeを好きなだけ見せている」なんて言うと、「そんなことでいいの?」と驚く人もいるかもしれません。僕だって数字を覚えさせようとしたこともあったんですよ。「100まで言えるようになろう」って。でも、子どもはすぐに飽きてしまった。

 親が子どもに無理に何かを覚えさせようとしても難しいですよね。逆に、息子は、YouTubeで関西弁の人のゲーム実況を見続けた結果、関西弁を話すようになったんです。語彙も格段に増えました。数カ月間は友達にもなかなか会えない時期だったにもかかわらず、YouTubeで成長できたわけですから、ありがたい存在でしたね。

 YouTubeでもゲームでも、飽きずにずっと続けられるのは才能の一種だと思うんです。どうせ好きになるならとことん好きになってほしいし、飽きるなら早く飽きてほしい。「仮面ライダー」は2歳の終わりくらいに好きになって、一時期かなりハマっていました。ヒーローものなら今は「アベンジャーズ」で、少し大人っぽいものを好きになっているんですよね。興味が移り変わるのも成長。だから、僕が家にいられる間に一緒にアベンジャーズのDVDをじっくり見ようね、と息子と話しています。