前編で紹介したように、海外の全寮制ボーディングスクールの開校が日本でラッシュです。こうしたインターナショナルスクール(以下インター)は、日本の法律で認められている義務教育に当てはまらない学校も多く、英語が必要なため、一般家庭にはハードルが高いと感じられるかもしれません。しかし、昨今は将来的に海外での教育なども見込んで、両親が日本人であってもインターナショナルのプレスクール(幼稚園)や学校を選ぶ家庭も増えてきており、以前よりは身近なものになりつつあるようです。インターの教育に詳しいライターの岩辺みどりさんが解説します。

 入学に当たっては、子どもの語学面が心配な人も多いでしょう。幼稚園レベルのプレスクールなどでは、英語力は問わないスクールも多くあります。しかし、小学校以降はやはり教育を行う場ということもあり、基本的には学年相当の英語力が求められます。もし語学力が足りない場合には、学校によってはESL(English as Second Language)などのサポートレッスンを受けることもあります。

 中等教育レベルではどうでしょうか。2023年9月に開校予定のRugby School JapanはYear7からYear13が対象です。具体的な選考については発表されていませんが、中等教育レベルに当たるため授業についていけるだけの英語力は必要になるでしょう。しかし、英語のテストだけが基準ではないと、Rugby School Japanの運営を行う「クレランス・エデュケーション・アジア」の代表フェイフェイ・フウさんは話します。

 「インターは、英語を学ぶための語学学校ではありません。根幹的に日本の教育課程とは異なる外国の教育機関です。大事なのは、その子どもが我々の英国式の学校に通うことで、本当に潜在力を発揮して成長できるか、という素質と適性です。また、家族の理解や世界観も大切です。大人も成長するマインドセットがあるかどうか、面接などを通して確認していくことになるだろうと思います」

 インターとひとくくりに言っても、米国や英国など1つの国のカリキュラムを順守している学校もあれば、国際バカロレア(IB)のようにどこかの国に縛られないカリキュラムを採用している学校もあります。また、そのどちらでもなく、独自のカリキュラムを作り上げている学校も中にはありますので、インター間のレベルや校風、学びの中身には、かなりの違いがあります

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  • 学校によってカリキュラムが全く異なる
  • 授業は探究と論理的思考、体験型の学びを重視
  • 高校までインターだと国内の大学は?

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