2021年8月27日開催の日経xwoman DUALオンラインセミナー「中学受験 基本のキ!セミナー 中学受験の基本から学校選び、学習方法まで」。中学受験の指導に携わるプロ家庭教師・西村則康さんを講師に招き、親の世代からガラリと変わった中学受験の現状と、塾選びのポイント、そして小3から小6の受験日当日までのロードマップを詳しく聞きました。当日の様子をリポートします。

 中学受験は、親が9が割ともいわれます。小学生の子どもに中学受験をさせるには、親がきちんとサポートして、親子一丸となって準備し、本番に向かう……そのための知識が必要です。親が中学受験を経験している場合でも過信はできません。というのも、厄介なことに30年前の中学受験とは状況が一変しているためです。中学受験経験者の親が知っているつもりで、子どもを誤った方向へ導くリスクは高いのです。

 親が今、知っておきたいことは「中学受験が現在、どうなっているのか」、そして「中学受験で成功するためには6年生の1月までに何をすればいいのか」ということです。

 8月27日のセミナーでは、『中学受験基本のキ!』(日経BP)の著者である西村さんが登壇し、受験の準備を始める時期から、塾の選び方、勉強量、親のかかわり方、そして学年ごとのスケジューリングにいたるまで、たっぷりと解説。さらには、来年に受験を控える小学6年生の保護者に向けては、緊急提言と題して、夏期講習の総整理方法まで語り尽くしました。

中学受験のために入塾するベストタイミングは小3の2月

 第1部の冒頭で西村さんは「中学受験には学習塾に入ることが必須であり、入塾のベストタイミングは小学3年生の2月から」と説明。どの塾でも、3年間を通して中学受験に向かうカリキュラムを組んでいるためだそうです。子どもは小3の終わり頃から、抽象的な概念が分かるようになる、というのも理由の一つ。例えば、つるかめ算は小1、小2で習っても、なぜそうなるのか理解できず、深い納得感が得られません。もし、低学年から入塾した場合は、小3の2月までの偏差値は気にしないでいいそうです。

 子どもが身に付けておくべきことは、学年によって違います。小学校に入学するまでは、主に身体能力。次に、小学校低学年では基礎学力、読み・書き・そろばん(計算)です。毎日少しずつ何かをする習慣を付けるのが、とても大切です。勉強時間は、例えば小1は算数と国語を10分ずつ、小2では20分ずつ、そして小3になったら30分ずつといった具合に、毎日続けると学習習慣が身に付きます。塾に通い始めてから、この学習リズムがとても役に立つそうです。

 続いて、塾の選び方を解説。SAPIX、日能研、早稲田アカデミー、四谷大塚をはじめ大手塾7つについて、カリキュラムの進度と、計算や読み書きのスピードの2軸で各塾の特徴を紹介しました。志望校と、子どもの学力・体力に合わせて選ぶべき塾は変わります。そして、塾選びの最大のポイントは、自宅から30分で通える距離にあることです。また、同じ塾でも校舎によって雰囲気、合格実績が違うので、実際に校舎に行って、様子を見るといいでしょう。

 入塾したら、まずは学習のリズムをつくることが大切です。親が「勉強をしなさい」と言わなくても、勉強を始められるように習慣づける。そのための学習スケジュール例を小4、小5、小6の各学年ごとに細かく解説しました。小4では自由時間をたっぷり用意する。あまり長くない時間で集中して勉強する方法を習得する期間だそうです。そして小5、小6でも自由時間を確保しながら学習時間を増やす。教科ごとの時間配分も大切です。

 西村さんは、1週間の家庭学習時間の確保の仕方のほかに、塾との上手な付き合い方成績が伸び悩んだときの対策など、プロの視点で詳細かつ具体的に解説しました。(第2部のレポートは次ページで紹介。このページの一番下までお進みください)。

9/24中学受験セミナー 苦手克服し成績を上げるコツ

 6年生の秋からは、志望校判定に向けた「合不合」「首都模試」「サピックスオープン」などの公開模試が息つく間もなく実施されます。これまでも、子どもの問題用紙を見て、解けるはずなのに手をつけていない問題があったり、答案用紙に答えを写し間違えて失点していたりするのを歯がゆく思ったことはありませんか?

 9月24日(金)、連休の谷間の金曜日に日経クロスウーマン DUALがお届けするセミナーのテーマは秋から本番に向けての勉強で知っておきたい「点数が取れる答案」=「失点しない答案」。模試の問題用紙や計算の書き込みから見える、子どもの弱点補強のポイントを解説します。さらに、今回は特別企画。実際に6年生のお子さんから模試の問題用紙と答案用紙(算数または理科)を募集。公開添削をさせていただきます。

<プログラム>
18:50 Zoom受付開始
19:00 開会あいさつ
19:05 【第1部】小学6年生必見! 算数&理科、苦手単元の克服方法(60分)
・成績表:合格率30%だと希望を捨てないでいい
・1週間あれば、苦手の単元は克服できる!
・「速さ」「ニュートン算」「立体図形」…は、これで解ける!
・理科は知識の暗記ではなく因果関係を知る。「植物」「天体」…はどこがポイント?
・志望校によって違う、単元のレベル感とは? 他

20:00 【第2部】問題用紙・答案用紙から分析 学習への公開アドバイス(40分)
・実際に6年生3人の問題用紙・答案用紙を見ながら、西村さんがアドバイス
・「テスト直し」で成績が上がる!直しのポイントが分かる!
・どこで間違えたのかを見ながら、ミスを防ぐ手立てを伝授
・その子の場合は何を学習すればいいのか。ミスから読み解く
・どの部分の知識が弱いか。ずばり、弱点単元の発見!
・4年生、5年生でも役に立つ内容が盛りだくさん!!

20:40 【第3部】質疑応答!何でもお答えします!(20分)
・今のままで、9月の合否判定を受けるのは危険です。

20:30 【第4部】質疑応答(25分)
・時間内にお答えできなかった質問は、後日、アーカイブ動画でお答えします(参加申し込み者のみが視聴可能です!)

20:55 閉会あいさつ
★★セミナーの詳細と申し込みはこちらから★★

次ページから読める内容

  • 中学受験成功のロードマップ。小4~小6で何を学ぶべきか

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