肌の悩みに応じて適したテクスチャーがある

 クレンジング剤はコスメのなかでも特にバラエティー豊かで迷ってしまいますよね。私自身は肌の状態や気分に応じて、数種類を使い分けています。

 実はクレンジングは「汚れを落とすだけのもの」ではなく、「肌を整えられる」アイテムでもあるのです。肌の悩み別に、適したタイプがあります。

【毛穴の詰まり・汚れ】
 毛穴の奥まで入り込み、汚れを落とすオイルタイプのクレンジング剤がおすすめ。小鼻周りの角栓が気になる場合は、5秒ほど指で円を描くようにクルクルとマッサージすると、表面の小さな角栓なら取れることがあります。

【ニキビ】
 ニキビが気になる人は、油分の多いクレンジング剤を使うと、肌に油膜が残った場合にニキビが悪化する恐れがあります。油分が入っていない水溶性のジェルタイプやリキッドタイプを使うのがおすすめです。

【乾燥】
 オイルタイプなどの強力なクレンジング剤を使うと、さらに乾燥が進む場合もあります。メイク汚れを落としつつ、肌のハリや弾力をキープしてくれるクリームタイプを選びましょう。クリームタイプはマッサージ剤として使うこともできます。ただし、長時間のマッサージは皮脂を取りすぎ、かえって乾燥しやすくなるので、数十秒にとどめましょう。

 また、リラックスしたいときには、最初は固形で、肌に乗せるとオイル状にとろけるバームタイプがいいでしょう。香りの良い商品が多いため、私もリラックスしたいとき、癒やされたいときに使っています。

 テレワークが多い今、「メイクをせず、塗っているのはUVカット乳液だけ」という人もいるかもしれませんね。最近は洗顔料だけで落ちるウオータープルーフのUVカット乳液もあり、クレンジング+洗顔のダブル洗顔をすると皮脂を取りすぎてしまう場合があります。一方で、日焼け止めの中には、クレンジング剤を使わないと落ちないものも。説明書きをよく読んで、クレンジングの必要の有無を見極めましょう

次ページから、子どもにも役立つ洗顔のコツを紹介。画像はイメージ
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