昨年以降、新型コロナウイルスの感染防止対策のために、手洗いやアルコール消毒を頻繁に行う機会が多く、乾燥で手荒れなどのトラブルに悩む人が増えています。乾燥による手荒れを防ぐには、こまめな保湿ケアが必須。しかし、市販のハンドクリームは種類も多く、どれを選べばいいのか分からないという声も。今回は、自分にあったハンドケア商品の選び方や保湿効果を高める塗り方のコツなどについて紹介します。(DUAL特選シリーズ/2021年3月23日収録記事)。

手荒れがひどい場合には医薬品を選ぶのがおすすめ

 皆さん、こんにちは。コスメコンシェルジュの小西さやかです。

 コロナ下の今、感染防止対策として手洗いや消毒が欠かせませんよね。しかし、1日に何度もせっけんによる手洗いやアルコール消毒を行うことで、肌に必要な皮脂膜や潤い成分まで失われてしまいがちです。大人だけでなく子どもも、乾燥による手荒れを防ぐには、こまめな保湿ケアが欠かせません

 手荒れを軽視するのはタブー。荒れたままの過敏な状態でいると、皮膚からアレルゲンを吸収して免疫反応が起こる「経皮感作」により、アレルギー疾患を引き起こす可能性もあります。手荒れは放置せず、早めに対処することが大切です。

 ハンドケア商品の代表格、ハンドクリームには、医薬品、医薬部外品、化粧品の3種類があります。

 まず、赤くなっていたり、皮がむけていたりするなど、手荒れがひどい場合には、医薬品または医薬部外品のハンドクリームをおすすめします

 そこまで手荒れがひどくない場合には、化粧品も含めた商品の中から、肌の乾燥状態や目的に合わせて選ぶのがよいでしょう。次のページから、選び方や、正しい塗り方を紹介します。

ハンドクリームの選び方や正しい塗り方を次のページから紹介。画像はイメージ
ハンドクリームの選び方や正しい塗り方を次のページから紹介。画像はイメージ