乾燥シーズンまっただ中。顔はきちんとお手入れしても、体はつい後回しになりがちです。しかし、乾燥でカサついた肌を放置していると、思わぬ肌トラブルにつながる可能性も――。今回は、乾燥から肌を守るための親子の保湿ケアを紹介します。

ママも子どもも保湿は必須

 皆さん、こんにちは。コスメコンシェルジュの小西さやかです。

 乾燥が気になるこの季節。体がカサついたり、乾燥によるかゆみや肌荒れに悩まされたり……。肌からのこうしたSOSサインがあったら、正しい保湿ケアが必要です。

 そもそも、なぜ保湿が大切なのでしょうか。

 私たちの肌は、毛穴から出る汗と皮脂が混じり合って「皮脂膜」を作り、潤いを保っています。天然のクリームともいわれるこの皮脂膜が正しく働くことで、トラブルのない健康な肌でいられます。しかし、水分量は生まれたときから減り始め、皮脂量は20代後半をピークに減っていき、40代になると、水分・皮脂量ともにピーク時の1/3程度まで減少。そのため、年齢と皮脂の変化に応じて、水分・油分を補ってあげる必要があるのです。

 では、皮脂の分泌が盛んな子どもの肌には、大人のような保湿対策は必要ない? 答えは「NO」です。小さな子の肌は、バリア機能が未熟で刺激に弱いため、乾燥は大敵。特に乳幼児の頃は、皮脂の分泌量が少ないので、生まれた直後からこまめに水分・油分を補ってあげることが大切です。

赤ちゃんの頃からの保湿が大切。画像はイメージ
赤ちゃんの頃からの保湿が大切。画像はイメージ

 国立成育医療研究センターの研究によると、生後1週間以内に、子どもの全身に保湿剤を1日1回以上塗るケアを始め、32週まで続けたところ、アトピー性皮膚炎のリスクが3割以上減少したと報告されています。

 また最近では、食物アレルギーを引き起こす原因は、口からアレルゲンを摂取する場合だけではなく、炎症のある皮膚からアレルゲンを吸収し免疫細胞が反応してしまう、「経皮感作」のケースも多いといわれています。保湿剤を皮膚に塗り、肌荒れの状態を防ぐことで、皮膚からアレルゲンを吸収するリスクを抑えることができます。私は子どもが食事をする前に、口の周りにワセリンを塗って、肌を保護しています。

 つまり、大人にも子どもにも、体の保湿は必須だというわけです。

 ひとくちに保湿剤といってもさまざまなアイテムがあり、どれを選ぶかによって得られる効果も違ってきます。次のページから、代表的な保湿剤の種類と効果的な使い方を説明していきましょう。

次ページから読める内容

  • ワセリンは他のアイテムと組み合わせると保湿効果が高まる
  • 「ヘパリン類似物質」配合の保湿剤の選び方
  • 座り仕事が多い人は腰回りも念入りに保湿
  • オイル、クリーム、ローションタイプのおすすめ商品

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