競泳・女子平泳ぎの選手として3度の五輪に出場し、シドニー五輪ではメドレーリレーで銅メダルを獲得した田中雅美さん。現在は1歳の男の子と4歳の女の子のママで、解説者、タレントとして活躍しています。ドラマ、舞台など役者の世界にも活躍の幅を広げている田中さんが子どもに見せたいと思う作品を紹介してもらいました。

楽しみながら地球環境問題に触れられる

スポーツコメンテーター ・ シドニーオリンピック銅メダリストの田中雅美さん
スポーツコメンテーター ・ シドニーオリンピック銅メダリストの田中雅美さん

日経xwoman編集部(以下、――) 田中さんが、子どもたちによく見せている作品は何ですか。

田中雅美さん(以下、田中) 長女が小さいときから一緒に見ているのが『オーシャンズ』(2010年)という自然をテーマにしたドキュメンタリー映画です。恐らくすごい予算と手間を掛けて撮影されていて、水上と水中の映像が驚くほどリンクしていてクジラの泳ぐ様子を見られるので、大人が見ても迫力がある作品だと思います。


『オーシャンズ』1143円(税込)/発売・販売元:ギャガ
『オーシャンズ』1143円(税込)/発売・販売元:ギャガ
©2009 Galatée Films - Pathé - France 2 Cinéma - France 3 Cinéma - Notro Films - JMH – TSR©Pascal Kobeh ©Richard Herrmann ©François Sarano

 シャチがアザラシを遊び食べするような、残酷に感じるかもしれないシーンもあるのですが、見ているだけで海の生態系を学ぶことができます。うちの近くに水族館があるので、水族館に行くときにも「この魚は映画に出ていたね」と映画で得た知識とつなげて楽しんだりしています。

―― 元水泳選手でいらっしゃるので、自然と水を扱った作品に関心がいかれるのかもしれませんね。1時間43分もある映画ですが、小さい子でも集中して見られますか?

田中 うちは流しっぱなしにすることもあります。子どもたちは当然、途中で飽きるのですが、一度ほかの遊びを始めても自分のお気に入りのシーンになるとまた見ていたりします。下の子はまだよく分かっていないと思うのですが、鳥が出てくると「ガーガー」と鳴きまねをしながら見ています。今はそうやって好きな部分を見て楽しんでいるのですが、この作品は環境問題というテーマが背景にあるので、大きくなっても一緒に見られたらいいなと思っています。

―― 成長するとまた違った角度で見ることができそうですね。

田中 もっといろいろなことが分かるようになってから見ると、「子どもたちが大きくなってからもこの映画と同じ環境があるだろうか」といった視点から見られるといいですね。

 ネーチャー系の映画にはこの作品だけでなく『アース』(2008年)といったドキュメンタリー作品もあるので、映画を楽しみながら環境問題や地球温暖化問題に触れてくれればいいなと思います。そういう作品を見つつ、水族館や動物園を訪れて実物の動物を見たりすると、環境問題を身近な問題として落とし込むことができるのかなと思います。

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  • 挑戦することの尊さを教えてくれる小説
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