女優・タレントの橋本マナミさんは、現在2歳の男の子のママとして芸能活動と子育てに奮闘しています。自身も台本や作品に対する理解力を高めるために、国語を勉強する専門教室に通い始めたそうです。そんな橋本さんに、息子さんと楽しんでいる作品を教えてもらいました。

手先で感触を楽しむことで発達を促したい

日経xwoman編集部(以下、――) ご自身も国語の勉強を学び直ししているとのことですが、お子さんとはどんな作品を楽しんでいますか。

橋本マナミさん(以下、橋本) 国語教室の先生に勧めてもらって購入した絵本の1冊が『さわってあそぼう ふわふわあひる』(M.ヴァン・フリート著/あかね書房)です。「1歳のうちは、文章に触れるのも大事だけど、手で触ったりして感触を楽しむことが発達にもいいですよ」とお勧めしてもらいました。息子がすごく気に入っていつも読んでいます。

 仕掛け絵本で、動物の体の一部が実際に触れるようになっています。いろいろな動物が登場して、ふわふわ、ペタペタ、ザラザラなどの触感を楽しめるんですね。息子も「ペタペタ」と言いながら触っています。

(M.ヴァン・フリート著/あかね書房)
(M.ヴァン・フリート著/あかね書房)

 丸や四角などの形や、動物の名前も覚えられるようになっていて「ガーガー」と子どもと一緒に動物の鳴き声をまねながら読んだりしています。最後のページにすべの動物と形が出てくるので「イルカはどれ?」と聞いたりして指差しの練習をすることもできます。

―― 感覚遊びを取り入れることを普段から意識しているのでしょうか?

橋本 はい。子どもにはできるだけ五感を使った遊びをさせたいと思っています。保育園もそこにこだわって選びました。今通っているのは区立の保育園です。片栗粉に水を混ぜてモチモチになるのを触って遊んだり、糸こんにゃくを触ったりと、工夫した遊びをさせてくれています。保育園では、家では汚れるのが怖くてなかなかできないことを体験させてもらえるのでありがたいです。

 家族でキャンプに行った時には思いきり水遊びをしたり、草花を触って遊ばせるようにしたりしています。近所を散歩する時も息子が植物に興味を持って葉っぱを触ったりするので、「これは、『たんぽぽ』というお花だね」などと会話しながら歩いています。

―― 自然に触れながら学ぶことを大切にしているんですね。学習系では他にどんなコンテンツを取り入れていますか。

タレントの橋本マナミさん
タレントの橋本マナミさん