「佐藤ママ」の著書も絵本選びの参考に

橋本 小さい頃から英語の発音に耳を慣れさせたいので、英語のアニメをよく見せています。息子はNetflixなどで放送している、『Tayo The Little Bus/ちびっこバスタヨ』という、バスが主人公の3Dアニメが大好きで、私も一緒に楽しんでいます。日本語がしっかり話せるようになる2歳頃から英語をやったほうがいいと考えているので、これからもっと色々な英語コンテンツに触れさせたいなと思っています。

―― バスが好きということは、息子さんは電車などが登場する作品も好きなのでしょうか。

橋本 はい、乗り物が大好きですね。特に電車に興味を示しています。絵本の中では、特に気に入っているのは『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(間瀬なおかた著/ひさかたチャイルド)です。

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(間瀬なおかた著/ひさかたチャイルド)
『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(間瀬なおかた著/ひさかたチャイルド)

 表紙のタイトルが『でんしゃでいこう』、裏表紙が『でんしゃでかえろう』になっていて、表紙から最後まで読むと裏表紙から戻りながらもう1回読めるようになっています。

 息子が何回も「もう1回!」と言うので、行ったり来たりしながらずっと読むことになるんです(笑)。

―― 風景描写がとてもきれいな絵本ですね。

橋本 風景の中に、車や人物の他に菜の花や雪だるまなどが細かく描かれているのが面白いです。お話を読むだけではなく、「これは雪だるまだね」とか「海にヨットが浮かんでいるね」と、子どもと一緒に発見することを楽しんでいます。

 この絵本は夫の父から贈られたものです。夫の両親は本が好きで、よく贈ってくれるんです。両親の影響だと思いますが、夫も読書がすごく好きなんです。息子にも絵本をいっぱい読んで感性を育んでもらいたいと思っています。

―― 絵本を選ぶ時はどんなことを意識していますか?

橋本 本を読むことで、共感や、人の気持ちを思いやる心を育てることができればいいなと思っています。だから、楽しい内容だけでなく悲しい気持ちになったり、感動したりするような作品をそろえたいです。

 あと、佐藤ママこと佐藤亮子さんの著書を読んで、そこで紹介されている作品を、絵本を選ぶ時の参考にしています。佐藤さんは1日10冊の読み聞かせを続けることを推奨しているのですが、私は1日5冊が精いっぱいですね。でも毎日継続するようにしています。

―― 教育系の関心が高いのですね。何か習いごとはしていますか。