タレントとして活躍している安めぐみさんは、小学1年生の娘さんを育てるママでもあります。自宅では親子でどんな作品を楽しんでいるのでしょうか。娘さんと読んでいる作品を教えてもらいました。

女の子の一生を見守ってくれる絵本

日経xwoman編集部(以下、――) 安さんは小1の娘さんと一緒に料理をしたり季節の行事を楽しんだりする様子をSNSで発信されています。おうちでは、これまで娘さんと、どんな作品を楽しんできましたか。

タレントの安めぐみさん
タレントの安めぐみさん

安めぐみさん(以下、安) 娘が赤ちゃんのころから『いないいないばあ』(文・松谷みよ子 絵・瀬川康男/童心社)や、『うずらちゃん』シリーズ(きもとももこ/福音館書店)などメジャーな絵本作品をいろいろと読み聞かせしてきました。

 中でも娘が1番好きな絵本は『あかり』(文・林木林 絵・岡田千晶/光村教育図書)という作品でした。子ども向けというより本格的な感じのタッチの絵柄なので、娘が気に入っていたのが意外でした。

『あかり』(文・林木林 絵・岡田千晶/光村教育図書)
『あかり』(文・林木林 絵・岡田千晶/光村教育図書)

 ストーリーは、女の子が生まれた日にキャンドルに初めてあかりが灯されて、成長と共にお誕生日などのお祝い事の日にあかりがつけられます。そうやってキャンドルのあかりが女の子の一生を見守っていくという物語です。子どもだけでなく、大人が読んでも温かい気持ちになる作品だと思います。

―― 何歳ごろから読んでいたのですか?

 3歳くらいに知り合いからいただいて読んでいました。最初は私が読み聞かせしていたのですが、途中から娘が1人で読むようになりました。私の父が家に遊びに来た時にもリクエストするなど、よく読んでほしがるようになったので、娘なりに何か感じるものがあったのかもしれません。

―― 安さんは読み聞かせは得意ですか?

 苦手意識はないので、普通に好きなほうだとは思います。でも一時期キャラクターごとに声色を変えて読むなど頑張り過ぎてしまった時期がありました。そうなると手を抜くことが許されなくなってしまうんです(笑)。だから読み聞かせは頑張り過ぎないようにした方がいいのかなと思います。今はもう娘は小学生ですし、1人で読んでいますが、甘えたい夜があるのか、時々「読んで」と本を持ってくることはありますね。

 夫(編集部注:タレントの東貴博さん)も、娘がちいさい頃はよく読み聞かせをしてくれたんですが、娘は私のほうがいいと言うので私が担当になってしまいました。夫は寂しそうでした(笑)。