世界各国で大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大。保育園や児童公園閉鎖など、さまざまな規制が出ている国の子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。米国編ドイツ編に続きフランス在住のジャーナリストでアーティストの永末アコさんが、フランスの子どもたちの学習事情、今課題になっていることなどについてリポートします。

【前編】コロナ外出制限のパリ ビデオ会議に子が入っても…

毎日課題が送られ、オンライン授業も

 パリでは保育園から大学までのすべての学びの場が3月16日からクローズされています。しかしバカンスではないので、学校から課題がほぼ毎日送られ、オンライン授業もあります。親たちはそれをチェックし、できた課題を返送します。

 個人のメールに各々の先生からの課題が送られてくるところもあれば、学校のインターネットサイト「プロノット」の中に、自分のページが作られていて(テストの結果などもここで見られる)、そのメッセージページに課題が送られてくるところもあります。私が知る限りでは、皆自宅の各パソコンを使っています。

 皆が一緒に受けられるオンライン授業もあり、大半の子どもたちが楽しみにしています。課題は基本的に全科目、小中高校が行っています。

 友人のケレル家の兄弟は、毎日一緒に行動しています。学校から送られてきた課題をし、リラックス時間は、室内サイクリング。運動をしているような、していないような……。

家庭学習をするケレル家の兄弟

 課題は勉強だけでなく「今日は自慢の仮装をして1日を過ごしてください。証明写真を送ってね」というものもあり、その日を楽しく過ごす指南もしてくれます。

次ページから読める内容

  • フランスの共働き夫婦は「先回り」で対応
  • 子どもへの虐待、内務省の対策
  • 命を削って頑張っている人々に感謝するひと時

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