世界各国で大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大。保育園や児童公園閉鎖など、さまざまな規制が出ている国の子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。米国編に続き、ドイツに移住して3歳児を子育て中の、DUAL連載「日本人家族、ドイツに住む」でおなじみのいまがわさんが、ベルリンの状況をイラストを交えリポートします。

保育園閉鎖で、約1カ月の自宅保育に

 こんにちは。ドイツ在住UIデザイナーのいまがわです。今回は、全世界に流行している新型コロナウイルスに関して、現在私が住んでいるドイツの状況を皆さんにお伝えします。

 まず、ドイツで感染者が出始めてすぐに、全国レベルで学校や保育園の休校措置がとられました(医療関係者や警察など公共機関で働く親がいる子どもたちは別途保育を受けることができます)。わが家の3歳息子も3月17日からイースター休暇明けの4月中旬までの約1カ月、自宅保育することになりました。

 3月4日時点では感染者262人、死亡者0人でしたが、3月29日時点では感染者57695人、死亡者433人になり今も増え続けています(数字は日本の厚生労働省の発表のもの)。まさかここまでの規模になるとは、2週間前には思いもしませんでした。