感染拡大防止のための細かい規制

 私の住んでいるベルリンでは外出制限令は出ていませんが、感染拡大防止のための細かい規制が多くあります

・家の外で他人との接触は必要最小限にすること
・公共空間では他人との距離は1.5m以上とること
・公共空間での滞在は単身か、家族以外の1名のみ。家族の同伴は認められる
・パーティーや集会の禁止
・スーパー、薬局、本屋、ホームセンターなどを除く小売店は休業
・公園遊具の利用禁止
・映画館、コンサートホール、博物館、図書館、クラブ、カジノ、プール、スポーツジムの閉鎖
・マッサージ業や美容院、理髪店の閉鎖
・すべての飲食店は閉鎖。テークアウトか配達でのみ営業可
・外出時には写真付き身分証明書と住所の分かる書類を持ち歩くこと
(3月22日時点の情報)

 その他にも入院患者への面会禁止など、さまざまな規制が日々追加されていきました。

子持ちにつらい「児童公園の利用不可」

遊具のある子どものための公園は閉鎖に
遊具のある子どものための公園は閉鎖に

 今回の規制で、個人的につらいなと感じたのは「児童公園の利用不可」です。ドイツにはSpielplatzという、遊具のある子どものための公園があるのですが、不特定多数が出入りし遊具を使用するので、感染拡大を防ぐために閉鎖になりました。

 子どもたちは学校や保育園がない上に、友達に直接会ったり遊んだりすることもできず、基本的に家で遊ぶことしかできません。感染予防のため実家の60~70代の親にヘルプを頼むわけにもいかず、子どもにとっても親にとってもかなりフラストレーションがたまります。

 日本でも感染者が増え続ける場合、児童公園の閉鎖の可能性は出てくるかもしれません。親も子どもも早く安心して外遊びができる日がくるといいなとよく思います。