2021年、改正育児・介護休業法が成立し、男性育休がより取得されやすくなりました。かつての「ママのワンオペ」が当たり前のように見られた時代から、少しずつですが、着実に「パパが主体的に育児する」時代へと歩みを進めています。

新型コロナウイルス禍で働き方も見直され、それぞれの家庭が自分たちに合った家族のあり方を追求するようになりました。そんな多様化するパパやその家族の今に迫る本連載。今回ご登場いただくのは大手上場企業で働く佐藤宏太さんです。

■今回のパパ
佐藤宏太さん(仮名) 39歳
会社員(大手上場企業社員)

■家族構成
妻 30代 公務員
長女 4歳

中学受験に失敗し「本家に顔向けできない」と言われた

 関西地方の教育熱心な家庭に生まれた佐藤さん。父親は公務員、他の親戚の多くも大企業勤務で、当たり前のように「いい学校に行き、いい会社に入る」ことを求められたそうです。そのため、小学校入学以降は「塾通いの毎日だった」と振り返ります。

 「とにかく机に向かっていないと怒られたので、勉強するフリをしながら、自分でゲームを手作りして遊んだりしていました。結果的に中学受験に失敗してしまい、両親から『恥ずかしくて人に言えない』『佐藤本家に顔向けできない』とまで言われ、親戚の集まりにも行かなくなりました。それからというもの、母親からの当たりはますます厳しくなりましたね」

 そうは言うものの、大学受験では国立大学に現役で合格。大手上場企業に入社します。その後、友人の紹介で出会ったのが現在の妻。高圧的な言動が目立つ両親とは違う、穏やかな性格にひかれて交際に発展したそうです。

 2016年に結婚し、その2年後には待望の長女が誕生。しかしこの後、仲のよかった夫婦の間に深い亀裂が走ることになります。

写真はイメージ
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次ページから読める内容

  • 妻から言われた「あなたはいつも自分が正しいと思っている」
  • 「前例がない」ことを言い訳にしてしまっていた
  • 自分の子どもだけでなく、多くの子どもたちのサポートがしたい

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