人気アナウンサーからキャリアチェンジし、フラワーアーティストに転身した前田有紀さん。ファッションやアートなどさまざまな業界とコラボレーションをしたり、フラワーセレクトショップを展開したりするなど、活動の幅を広げてきました。今回は、前田さんが、フラワーアーティストになるまでの軌跡を語ってもらいました。

震災を経験し、芽生えた「新たな仕事」への思い

 「好きなことを仕事にしたら、どれだけ人生が変わるんだろう」

 アナウンサーだった私が、異業種であるフラワーアーティストへとキャリアチェンジを決めたのは、そんなシンプルな好奇心からでした。

 もちろん、アナウンサーの仕事も大好きでした。スポーツやバラエティー、情報など、幅広い番組を経験させていただいて、言うまでもなくとてもやりがいがありましたし、勤務していた10年間は、毎日が刺激にあふれていました。

 でも、2011年の東日本大震災のとき、自宅待機となりテレビを見ていたら、ふと、自分が空っぽの存在に思えてむなしくなったんです。

 そのときテレビに映っていた人たちは、震災直後の極限状態の中、それぞれが「自分の大切なもの」を守ろうと必死で生きていました。その姿を見ていて、「はたして私は、大切なものを手にできているのかな」と思いました。

 人生は、一度きり。突然終わってしまうこともある。そう強く感じて、悔いなく生きるために会社を飛び出してみようと決めました。そして、未経験だった花の世界に飛び込んだのです。

次ページから読める内容

  • スーパーの片隅で売られていた一輪の花との出会い
  • どんなときも「できない言い訳」を探さない
  • 書いて話して、「理想の現実」を引き寄せる
  • ウキウキワクワクする私らしい路面店、ついに実現!

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