こんにちは。くまゆうこです。私は3年前にマモルという会社を立ち上げ、いじめ通報サービスを学校に導入する事業を始めました(事業への思いは、プロローグで語りました)

 その活動の中で見聞きしてきた子どものネットいじめの現状をもっと多くの方に知ってもらいたいと、ネットいじめ対策の専門家としての活動もスタートし、ネットいじめの現状や、ITリテラシー向上などの情報を発信しています。連載1回目の今回は、今どきのネットいじめの特徴と、被害者にも加害者にもならないために親ができることについてお伝えしたいと思います。

もはや交通ルールを学ぶのと同じ

 新年度が始まり、進級をきっかけにキッズケータイやスマートフォン(スマホ)を持たせた、もしくは持たせる予定の読者も少なくないでしょう。

 ところで、今やスマートフォンを含むモバイル端末保有率は96%(総務省2020年版情報通信白書より)を超えているのはご存じでしょうか。うちの子にはまだ早いから…と思っても、いつかは使う時期が確実にやってくる。であれば、付き合い方を早くから学んでおくことは、自転車に乗り始めたときに、交通ルールを学ばなければいけないのと同じくらいに不可欠なことといえます。

 キッズ携帯からスマホへ切り替えるときに、よく親が抱く心配が、「インターネットやSNSにアクセスできるのが怖い」というものです。中でも、「わが子がネットいじめに遭ってしまったら?」と心配する声をよく耳にします。

 確かに、インターネットやSNSの普及にともない、ネットいじめが巧妙になってきているのは事実です。

 インターネット黎明(れいめい)期は掲示板やブログなど、公の場への悪口や誹謗(ひぼう)中傷の書き込みがネットいじめの中心でしたが、SNSが台頭すると、LINEグループ等での既読無視(既読スルー)や悪口、グループからの仲間外れ等、SNSの機能を使った新たないじめが増えました。また、最近、送信取り消し機能が加わったことで出てきたのは、LINEグループ内で相手が嫌がるような内容を書いて送り、すぐに送信取り消しする、というものです。

次ページから読める内容

  • 受け手側が過剰に反応している場合もある
  • 知らぬ間に加害者になっていることも
  • スマホを持たせたら、まず「親子で練習」

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