料理本の出版や食育の講演会などで活躍しながら、鮮魚店「クリトモ商店」の経営にも力を注ぐ栗原友(クリトモ)さん。いくつもの顔を持つクリトモさんですが、この春小1になった娘の習い事の時間も大切にしていると言います。詳しく聞いていきましょう。

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オリンピックで注目されたスケボー。練習場所が限られる

 こんにちは。料理家の栗原友ことクリトモです。今日は、娘の習い事についてお話ししたいと思います。

 小学校1年生になった娘は今、週に2回スケートボードのスクールに行き、英語とギターをそれぞれ週に1回、習っています。

 この中で娘が夢中になって取り組んでいるのがスケボーです。レッスン日以外でもスケートボードパークで練習するなど、やる気に満ちているので、私もできる限りサポートしたいと頑張っています。

 子どもたちにスケボーを教えてくれるスクールは、以前に比べてだいぶ増えました。低年齢化も進んでいて、3歳くらいから始めている子もいます。うちの娘のようにスポーツとして挑戦したいという子どもたちはたくさんいます。

 東京オリンピック2020でもスケボーは注目されましたね。日本の代表選手が4種目で金3つ、銀1つ、銅1つとメダルを獲得しました。女子パークで銀メダルをとった12歳の開心那さんは、日本選手史上最年少メダリストになったことでも話題になりました。惜しくもメダルを逃したものの、強い選手はほかにもいて、一気に盛り上がりを感じています。

 オリンピックをきっかけに、日本には才能にあふれる選手がたくさんいることが分かったと思います。ぜひ、スポーツとしてのスケボーにもっとサポートの手が差し伸べられるといいなと思っています。

 ただ、オリンピック前まではそうではなくて、「子どもがスケボーを習っています」と言うと、「習い事がスケボー?」「しかも小学生で?」「なんだか不良っぽい」。そんな雰囲気を感じることもありました。

 オリンピックをきっかけにスケボーを楽しむ人が増えていると聞きますが、練習場所は増えていません。多くの公園は「スケートボード禁止」の看板が立てられていて、子どもがスケボーで遊べる場所は身近にはないのが現状です。わが家もスケートボードパークまで車で行っています。多くの人が安全にスケボーを楽しめるように、スケートボードパークが増えるといいなと思っています

 男子ストリートの金メダリスト・堀米雄斗さんは、出身地の東京都江東区を表敬訪問した際、「子どもたちがうまくなって五輪を目指せるように」と、区内に新しいスケートボードパークができることを期待していると話したそうです。また、五輪会場になった有明アーバンスポーツパークを残してほしいと、東京都に要望したとのこと。私も彼の意見に賛成です。

練習中の娘です(写真提供/栗原さん)
練習中の娘です(写真提供/栗原さん)