ボードゲームやカードゲームで遊びながら、子どもの多様な力を伸ばしたい――。この連載では、「ボードゲームを使って学ぶ」をコンセプトにした習い事「サイコロ塾」主宰の財津康輔さんが、子どもがボードゲームやカードゲームで遊ぶことでどのような力を育めるのかを解説します。今回のテーマは「論理的思考力」。論理的思考力を身に付けるのに適した、財津さんのお薦めゲームや、より効果的な声かけなども併せて紹介します。

<財津康輔 遊びながら思考力アップ ボードゲーム事始め>ラインアップ
【プロローグ】 ボードゲーム&カードゲームで育まれる力とは?
【1回目】教育効果が期待できるボードゲーム 子に手加減は必要?
【2回目】ボードゲーム 推論し論理的に考える力なぜ育める?←今回はココ
【3回目】ボードゲームで「ルール」の本質を体感できる(予定)

※以下、この記事における「ボードゲーム」はカードゲームも含めたアナログゲーム全般のことを指します。

必要な情報を組み合わせながら推論できるかが勝敗の決め手に

 「サイコロ塾」で習い事としてボードゲームを教えている財津康輔さんは、ボードゲームで遊ぶことによって伸ばすことができる力として、論理的思考力、記憶力、表現力、想像力、判断力、手指の巧緻性(器用さ)、相手の考えを推論する力、心理的駆け引き力、ルールとは何かを理解する力などを挙げています。これらの力の中から、今回は「論理的思考力」について詳しく聞きます。

 「ボードゲームで遊ぶときには、勝つ(あるいはゴールに到達する)という目的があります。勝つためには、頭の中で情報を整理して組み立てる作業が必要です。そうした作業が必要なボードゲームに取り組むと、知らず知らずのうちに論理的思考力が鍛えられると考えられます

 昨今、論理的思考力を養えるものとしてプログラミングが注目されています。ボードゲームによって身に付けることができる「論理的思考力」とはどのような力なのでしょうか。

次ページから読める内容

  • 完全な情報が得られなくても今ある情報をもとに推論する
  • ストーリー性のあるゲームで過去や未来を推理する
  • 『ウォーリーをさがせ!』と大きく異なる点
  • 大人が無意識にしている考え方を言葉にして伝える

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