はじめまして。読み聞かせをライフワークにしているフリーアナウンサーの白崎あゆみです。本業では、主にビジネスパーソン向けにコーチングを行っています。小学1年生の男の子の母です。

 読み聞かせの活動は、前職の放送局でアナウンサーとして10年間勤務していた頃から、ほぼ自主活動で取り組んできました。アナウンサーなのに、読み聞かせ番組の企画を提案して、自分でアポ取りして、編集まで行って……。我ながら、どこまでのめり込んでいるんだ、と笑ってしまいます。

 そして、子どもの出産を機に、自身の「読み聞かせ熱」が高まり、母親向けに読み聞かせ会を開催するようになりました。

 こうした母親向けの活動をするようになって実感したのは、読み聞かせの時間は親子をハッピーにするということです。中でも、私が着目しているのは、自己肯定感の向上です。最近の研究では、音読すること自体が脳にプラスの効果をもたらすという結果も出ているそうです。いいことずくめですね。

 と、読み聞かせのメリットについて語り出すと止まらなくなってしまいそうなので、まず、なぜ私がこんなに読み聞かせにハマってしまったのかを、簡単にご紹介したいと思います。

子どもの頃の音読好きが高じてアナウンサーになる夢を実現。今はコーチングのプロとして活躍するほか、ライフワークとして「読み聞かせ」に関する活動も積極的に行っている白崎あゆみさん
子どもの頃の音読好きが高じてアナウンサーになる夢を実現。今はコーチングのプロとして活躍するほか、ライフワークとして「読み聞かせ」に関する活動も積極的に行っている白崎あゆみさん

音読が私の人生を変えてくれた

 私は独立するまで、北陸放送に勤務して局のアナウンサーをしていました。アナウンサーは小学生の頃からの夢で、それをかなえられて本当に幸せでした。振り返ってみると、アナウンサーという仕事に興味を持ったのは、小学生の頃に音読好きだったことが一番のきっかけです。

 今、小学1年生の息子には音読の宿題が毎日出ています。同じように、私が小学生のときも音読は毎日の宿題の一つでした。家で何度も練習していると、横から「もっと、こうしたら?」と母親からダメ出しが! 母は、なぜか北陸なまりが出ると厳しく、標準語のイントネーションを指導されました。母の指摘に応じて、何度も練習していたら、先生に朗読を褒められるようになりました。

 褒められると、人はさらに好きになっていくもの。「もっとうまく読めるようになりたい!」と、日々練習を重ね、「将来はアナウンサーに」という夢まで描くようになりました。

 中学生に上がってからは、弁論大会で最優秀賞をいただいたこともありました。それを見ていた教頭先生が、地元で開催されるスポーツイベントの司会に推薦してくれ、13歳で司会業を引き受けることになりました。ご一緒したのが、福井放送のアナウンサーの方で、人前で話すことをなりわいにする、アナウンサーという職業にますます興味がわきました。

 幸運はその後も続きました。その時、司会をしていた私の姿を、テレビの制作会社の方がたまたま見てくださっていて、子ども向けの番組のリポーターを頼まれたのです。音読が好きで、コツコツ練習を積み重ねた結果、先生に褒められ、弁論大会にも出させてもらえて、イベントの司会を頼まれ、中学生なのにテレビのリポーターの仕事が舞い込んできた!

 信じられないようですが、平凡な私の人生が、「音読好き」だっただけで、こんなに花開いていったのです。まさに、音読が私の人生を変えてくれたと言っても過言ではありません。

 私の人生を彩ってくれた音読。その良さを、もっと多くの人に知ってもらいたいし、伝えたい。その思いが、読み聞かせ活動の原動力になっているのだと思います。

次ページから読める内容

  • 親と「一緒」の時間を過ごしたという記憶
  • 読み聞かせで「頑張る」必要はない
  • 「やらなきゃリスト」には入れないこと

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