子どもは濃厚接触者なのか

 翌日は休園で自宅保育となりましたが、Aさんは保育園の事情を勤め先に相談したところリモートワークに切り替えることができました。「夫は以前からリモートでも仕事をしており、夫婦そろって自宅で子どもを見ることができました」とAさん。

 しかしAさんには気になることがありました。「うちの子が濃厚接触者なのかどうかは、その時点では分かりませんでした。外出を控える指示はなかったため、自分の判断で子どもを自宅待機させていましたが、濃厚接触者の有無についての保健所の調査結果が出るまで外出を控えたほうがいいのかどうか、指示がほしいと思いました」

 休園となった日の昼、保育園からのメールで今後の対応が知らされました。

●保育園は翌週から再開。
●保健所の監督の下、濃厚接触者とみられる職員や園児はPCR検査受診の上、自宅で一定期間の健康観察とする。対象の園児の家庭には個別で連絡。
●休園期間中の保育料は免除。

 最終登園日から一定期間は、濃厚接触が懸念される複数人の職員が自宅待機することに。登園が再開されてもしばらくは、職員の数が少ない状態になります。そのため、この期間は希望者のみを対象に、預かり時間を短くした短縮保育になりました。その期間は給食の実施がないため、お弁当や朝のおやつ、水筒を持参することになりました。

給食なしの、時間を短縮した保育が実施されることに。画像はイメージ
給食なしの、時間を短縮した保育が実施されることに。画像はイメージ

 PCR検査の対象となる園児には個別に連絡がいったそうです。Aさんには個別連絡がなく、子どもは、PCR検査の対象ではありませんでした。短縮保育を希望する旨を伝えるため保育園に電話をすると、園長先生が対応してくれました。「相当疲れた声でお話しされていて、現場の大変さが伝わってきました」(Aさん)