いまだに続く新型コロナウイルスへの不安。家族が感染したら、濃厚接触者になった家族も外出が制限されます。買い物はどうしたらよいのでしょうか。隔離は? 消毒は? そこで医療情報に詳しい阿真京子さんが、コロナ感染を経験した10家庭にアンケートを実施。あってよかったものや役に立った情報、過ごし方などを聞きました。家庭でのコロナ対策についてまとめた前編「もし家族が感染したら? 公的資料でコロナ対策を再確認」とあわせてお役立てください。

【前編】もし家族が感染したら? 公的資料でコロナ対策を再確認
【後編】コロナ陽性10家庭の声 役に立ったものや情報は? ←今回はココ

 皆さん、こんにちは。阿真京子です。

 この記事では、2022年1~2月に新型コロナウイルスのオミクロン型による感染が急拡大した第6波で、家族や自身がコロナにかかった方にお聞きした内容をお伝えします。

 家にあって役に立ったもの、買い足したもの、役に立った情報などをヒアリングしました。今後、新たな変異株に置き換わっても、共通して必要となる備蓄品や情報があると思います。またいつ来るか分からない波に備えていただければと思います。

【Case1  母が隔離に。おしゃべりロボットで子どもに声かけ】

5人家族 父、母、中学生、小学生2人

〇感染した人(複数いる場合は感染した順に記載。以下同)
小1の次女、母

〇役立ったもの
・おしゃべりロボット
1時間ごとに「窓開けるよ~、換気してね~」と呼びかける設定にしていました。私(母)が隔離され、体調が悪くて大きな声が出せない状態だったので、子どもたちに何かを伝えるのに役立ちました。

〇買い足したもの(ネットスーパーを利用)
・冷凍の鶏肉2キロ、野菜の詰め合わせ、200mlの紙パックの果物ジュース(ストローが付いていて寝たまま飲めた)

〇買ってきてもらったもの(友人に依頼)
・野菜ジュース、卵、牛乳、お菓子、パン、日持ちのする野菜

〇欲しかったもの
・すぐ飲めるタイプのイオン飲料
「子どもの習い事用にイオン飲料の粉末が大量にあるから大丈夫!」と思っていましたが、体調が悪いと水に溶かす作業もできませんでした

【Case2 療養解除の日が分からず困り、電話で相談】

4人家族 父、母、小学生(3年)、保育園児(6歳)

〇感染した人
保育園児、父、小学生

〇役に立ったもの
・保温ポット
お茶を頻繁に飲みたくなったため。何回もいれるのは面倒なので、1度にたくさん作って置いておきました。
・おでこなどに貼るジェル冷却シート
熱があるとき、子どもは貼るだけでうれしいようでした。
・冷凍食品
子どもが発症してからネットスーパーの品物が届くまでをしのぎました。

〇買い足したもの(母が買いに行った)
・割り箸
少しでも洗い物を減らしたくて。
・カップラーメン
ご飯づくりに疲れたときに役に立ちました。
・アイスクリーム
喉が冷えるのが気持ちいいのか、発症した家族みんながよく食べたがりました。

【振り返って】

 コロナの検査の予約が取りにくかったです。病院で患者が抗原検査かPCR検査かを選ぶというのも知らなかったので戸惑いました。またわが家には保健所からの連絡や「HERーSYS(ハーシス)」の案内はなかったです(阿真注1)。

 保健所からの連絡がなかったので、自分で計算した日取りで療養解除していいのかが分かりませんでした。勝手に決めるのは心配だったので、発熱相談センターに電話して相談し、療養解除のタイミングを決めました。

 感染が疑われるときに遠くの病院へタクシーで行っていいのかというのは今も正解が分からないです(阿真注2)。

 家の中の特別な消毒はほぼしませんでした。生活の場を完全に分けるのは無理でしたし、消毒を気にすることでのストレスを減らすためです。
【阿真注1】
 厚生労働省では、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム(HERーSYS:ハーシスと呼びます)を2020年5月から運用しています。医療機関において発生届の入力や報告を行うととともに、自宅療養中の人が毎日の健康状態をスマホなどで簡単に報告することができ、管轄している保健所へ共有されフォローできるように開発された仕組みです。

 しかしながら、非常に感染者数が多かった地域・時期によってはうまく機能していないということもあるため、このようなこともあったのではないかと推測されます。

【阿真注2】
 ドライバーさんへの感染や、周囲への感染も心配したからこそのコメントだと思います。今のところタクシー利用に関する厚労省や保健所の指針はありません。すべての人が感染対策が十分な救急車や民間救急車を利用できるわけではないですし、自家用車があるわけではありません。自転車で行くのがつらいときもあります。すべての状況に当てはまる正解を出すのは難しいですが、病院の場所、家との距離、人通りの多さなど、その時々で判断していくより他はないかなと私は思います。
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次ページから読める内容

  • 【Case3 具合が悪いとき食べられるものを話しておいて正解】
  • 【Case4 生協宅配は2つ利用。日ごろのストックも役に立った】
  • 【Case5 紙皿、割り箸など使い捨てを利用】
  • 【Case6 療養中は読書や家族でナンプレ】
  • 【Case7 消毒用品、食品ストックが欲しかった】
  • 【Case8 自治体配布の抗原検査キットが役に立った】
  • 【Case9 料理の宅配に助けられた】
  • 【Case10 隔離の際にキャンプ用ベッドが役に立った】
  • 【最後に】災害と同じように、コロナにも備えを

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