新型コロナウイルスの感染拡大で、いつになったら以前の生活に戻れるのか不安を感じている人は多いでしょう。テレワークで家にこもっていると、孤独を感じ気が滅入ることもあります。先行きが不透明な現状、どうしたら少しでも心が楽になるか、産業医でメンタルケアにも関わるパークサイド日比谷クリニック院長の立川秀樹さんに聞きました。

非日常の仕事環境がストレス要因に

 「人は『環境の変化』にストレスを感じます。新型コロナウイルスが広がっているという環境の変化に対して、誰もがストレスを感じているでしょう。そして、急速に浸透しているテレワーク。テレワークに慣れていない人にとっては、仕事環境が切り替わったこと自体がストレス要因になります」とパークサイド日比谷クリニック院長の立川秀樹さんは言います。

 「会社で仕事をしていた日常から、テレワークという非日常へと変化しています。それにより交感神経が高まり、その状態になんとか適用しようとします。交感神経が高まっていることから必要以上に力が入り、エネルギーを放出し続けるファイトモードが続きます。これでは疲れるのも当たり前ですよね」

 テレワークに向く人、向かない人はいるのでしょうか、

 「通勤や人混みがあまり好きでない人や、他人とわいわいガヤガヤするのをあまり好まない人、他者との一体化願望があまりない人は、テレワークでも疲れにくいかもしれません。こういうタイプの人は『職人気質』と分類しています。職種としては経理やSE、編集者、研究者に多いかもしれません。

 一方、人と一体化して一緒に頑張ること、メールや電話より直接話すことが好きというような『循環気質(サイクロイドパーソナリティ)』の人は、テレワークになると他者との一体化が難しくなるのでストレスを感じます。職種では経営者、営業、マネジメント職に多いかもしれません。

 通常の状態では、循環気質のほうが環境の変化に適応しやすいとされていますが、テレワークが常態化すれば適応しづらい状況になるでしょう」

 テレワークでストレスをためないコツを紹介します。

テレワークが続くと孤独を感じる……(写真はイメージです)
テレワークが続くと孤独を感じる……(写真はイメージです)

次ページから読める内容

  • オン・オフは時間で切り替え、生活リズムを維持する
  • 「今日の自分はこんなもの」と考える
  • いつかは終わる、ずっと続くわけではない

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