缶詰やお総菜も活用を

 忙しくてご飯を作る時間を省くため、レトルト食品やカップ麺などを利用することに、ママ・パパは罪悪感を持ってしまうかもしれません。しかし、「栄養バランスは、1日のトータルで考えれば大丈夫です」と原さんは言います。「昼の一食くらい、カップ麺だってどうってことはありません。その分、夕食で不足しがちな野菜を補ってあげてください。

 昼食のアイデアとしては、ご飯を炊いておいて、お味噌汁を作り置きしておけば、あと一品(おかず)は缶詰でも、買ってきたお総菜でもいいですね。サバ缶やツナ缶も立派なおかずになります。おかずがなければ、卵かけご飯でも。カレーを作り置きして食品保存容器に入れておけば、温めてご飯にかけるだけですから、小学生にも簡単に準備ができます。おやつは、果物を切ってラップをしておいたり、ふかし芋を作り置きしたりしておけばすぐに食べられ、ビタミンや食物繊維の補給になります」

 外から帰ったときや食事の前にはせっけんで手を洗う、部屋の換気をこまめに行う、密閉した場所に大勢で集まらない、の3つのことに気をつけ、いつもとは違う日常をできるだけ前向きに過ごしていきたいですね。

取材・文/渡邉由希 イメージ写真/PIXTA

原 光彦
東京家政学院大学 人間栄養学部人間栄養学科 教授
日本大学 医学部 小児科 客員教授
1990年、日本大学医学部大学院医学研究科卒。東京都立広尾病院小児科部長などを経て現職。日本小児科学会専門医・指導医、日本肥満学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医、日本臨床栄養学会指導医、日本スポーツ協会認定スポーツドクター。現在、都立広尾病院小児科(週1回)、総合南東北病院(月1回)、日本大学病院(月2回)で診療を行っている。