休校中はお手伝いで「生きる力」を育もう

 一斉休校の期間中、子どもたちに毎日をどのようにして過ごさせるのかは悩みの種です。お勧めの遊びや体の動かし方はあるのでしょうか。

 「新型コロナウイルスが怖いからといって、家に閉じこもってばかりいないことも大切です」と原さんは話します。

 公園で遊ぶのは、外気に触れる(風にあたる)のでリスクは大きく下がるといいます。「家の中に閉じこもっていると、気がふさいでしまいますから、一人か少人数で自転車に乗ったり、買い物に出かけたり、天気の良い日は外に出て風にあたるようにしてください。昔、子どもたちは冬に凧(たこ)あげをして遊びましたが、外に出ることで風にあたるし、空に向かって凧を操作することで気分も晴れる効用があるとされています。ただし、帰宅したら必ず手洗いをしましょう

 屋外運動ほどではないものの、運動を促す家庭用ゲームは体に良い影響を与えるという研究結果もあります。家の中ならブームになった『ビリーズブートキャンプ』などのエクササイズ動画を見ながら家族で体を動かしたり、運動を促す家庭用ゲーム機を使ってスポーツ対戦をしたりするのはいいですね」

 一斉休校という突然の出来事とはいえ、せっかくの長期休み。子どもが夢中になって取り組む工作など、普段できないようなことをするほかに、「お手伝いをしてもらうのもいい」と原さんは話します。

 「子どもは家で勉強だけをしていたらいい、と考える人もいるでしょうが、この機会を利用して家の中のことを普段よりも手伝ってもらうのはどうでしょうか。お風呂の準備、洗濯物を干す、たたむ、掃除をするなど。家事のスキルは一人暮らしの際に必要になりますし、男性がリモートワークで家にいるようなときにも必要なスキルです。人間はやったことがないことはできませんから、小さなころから経験しておくことが重要です。家族のために役立った経験は、子どもの自信につながります。せっかくのお休みですので、生きる力を育む時間にしてはどうでしょうか」

家の中のことを子どもに手伝ってもらう(写真はイメージです)
家の中のことを子どもに手伝ってもらう(写真はイメージです)