簡単な「布マスク」を学童で児童が手作りして対応

 CFAでは、子どもたちが集まる学童の場が感染源とならないよう、日ごろの衛生環境対策に基づき、できる範囲のことを徹底しているのが現状です。まず家庭に対して衛生面でお願いしていることは、朝の健康確認とマスクの着用です。健康チェックシートを作成し、登校前に検温をして、せき、だるさの有無、家庭内での発熱者の有無を確認し、毎朝提出してもらっています。

 マスクに関しては、特に低学年の子どもは話をする際に唾を飛ばしてしまうので、他の子への感染を防ぐために必須です。ただし、品薄状態が続くなか、すでに手持ち分がないご家庭もあるので、そうしたお子さんは学童でスタッフと共に手作りの布マスクを作って着用してもらっています。

 布を折りたたんで作る簡単な折りマスクなので、1年生でも作れます。簡単な折りマスクの作り方は動画サイトでたくさん紹介されています。

 現場では、1時間に1回、10分間窓を開けて換気をしています。換気のし忘れを防ぐため、CFAでは時間になると本部から各校舎に向けて、普段から校舎間の伝達に使用しているチャットワークを使って一斉に指示を出しています。

 トイレットペーパーや消毒液に関しては、ある程度の分量を普段から備蓄していますが、朝から子どもたちが来るようになったことに伴い、備蓄分が足りなくなる可能性もあります。何とか確保したいとは思っていますが、市場に出回っている量も少ないため苦戦しています。