国内では2月17日から医療従事者への新型コロナウイルスのワクチン接種がスタートしました。妊娠中の人、授乳中の人、これから妊娠を考える人は、接種についてどのように考えればいいのでしょうか。接種した場合、母体や赤ちゃんへの影響は? さまざまな疑問について、「藤沢 女性のクリニックもんま」院長の門間美佳さんに聞きました。

各国で見解が分かれる妊婦のワクチン接種

 2月17日から国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。厚生労働省が1月に公表したスケジュールによれば、接種はまず医療従事者が優先され、4月以降に高齢者、高齢者施設の従事者や基礎疾患のある人、60~64歳の人へと対象が拡大。その後、それ以外の人も対象になる見込みです。

 現時点で、16歳未満の子どもと妊娠中の女性は、予防接種法に基づいて接種を受けるよう努める「努力義務」の対象から外れることになりました。子どもや妊娠中の女性を対象にした治験データが不足しているためです。ただし妊娠中の女性も接種できないわけではなく、本人が医師と相談して慎重に判断することが求められています。

 一般の人がワクチン接種の対象になるのは春以降のため、接種を希望するかどうか今すぐに判断する必要はありませんが、現時点で出ている情報を整理してみましょう。

画像はイメージ
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 まず、現時点ではコロナのワクチンの中長期的な副作用は不明で、妊婦、胎児および出生児への安全性は確立していません。これは今回のワクチンがおよそ半年というかつて例のないスピードで開発され、妊婦に接種した場合の臨床データが不足しているためです。そのため妊婦へのワクチン接種に関しては、各国で見解が分かれています。例えばイスラエルでは妊婦も接種対象ですが、英国などでは接種が推奨されていません。

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  • リスクとベネフィットを比べて判断することが必要
  • 接種の必要性は、個人の環境によっても異なる

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