共働き子育て中の親が気になるあのニュースは英語でどう言うの? ジャパンタイムズ元報道部長の内藤陽介さんが説明する英語コラム連載です。
「多様化する働き方」 changing work styles
日本では「終身雇用」が長年続いてきましたが、最近は働き方の多様化が進んでいます。経済や社会が目まぐるしく変化し、一つのキャリアだけを追求することは逆にリスクが伴う時代になったとも考えられます。
今回はさまざまなワークスタイルについての英語を紹介しましょう。欧米発のコンセプトが元になっているので、カタカナでそのまま使われる場合が多いのですが、中には注意が必要なものがあります。
転職 job change
ある仕事から別の仕事に変えるわけですからjob changeです。「別のキャリアに変更する」という意味でcareer switchとしてもよいでしょう。これらは「転職」という名詞ですが、動詞+名詞の語順に変えて、change jobs、switch jobsとすれば「転職する」という意味で使うことができます。さらに簡単なfind a new job「新しい仕事を探す」でも通じます。
転職に関する英語表現では、job-hoppingが有名です。hopは「ぴょんと飛び回る、飛び越える」という動詞ですが、job-hoppingには職場への定着率が低いネガティブなイメージがあります。ゆえにjob-hopperという場合は「職を転々とする人」なのです。
副業 side job
副業の英語も、簡単な単語の組み合わせで表現することができます。sideは「副次的な」という形容詞です。同じ意味のsidelineを使って、sideline jobとしても構いません。またjobの代わりにbusinessを使って、side businessとすることもできます。
他にも「二次的な」という意味のsecondやsecondaryを使った、second jobやsecondary jobも「副業」になります。
副業と言えば、ちょっとロマンチックな単語を使った英語表現もあります。これを知っている人は、なかなか立派な英語学習者でしょう。

次ページから読める内容
- 複雑化するワークスタイル用語
- メンバーシップ型雇用・ジョブ型雇用
- 例文で応用編を見てみよう
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