最近増えている○○ペイというサービス。お得で便利だという話は聞くけれど、なんだか面倒で難しそうで踏み出せない――。そんなママたちのために、「キャッシュレス素人」の編集Kが、専門家・菊地崇仁さんに一から教わってきました。前回までに菊地さんから、d払いやPayPayなどの各種サービスについて教えてもらいました。今回は、利用店舗の多いPayPayを、実際にダウンロードして使ってみた感想をお届けします。※この記事は4月1日時点の情報に基づいています。

小銭を探す手間が省けてラク

 話題のPayPayの使い勝手はどんなものでしょうか。今回、Kは初めてPayPayアプリをダウンロード。初期設定を済ませ(設定方法は次ページで紹介)、まずはコンビニで試してみることにしました。

 138円のお菓子を選び、ドキドキしながらレジへ。あらかじめPayPayアプリを起動し、バーコード画面を表示した状態でレジの列に並びます。自分の番が来て、値段を伝えられたところで「PayPayでお願いします」と申し出ると、店員は慣れた様子。サッと読み取り機を取り出し、スマホ画面に表示したバーコードを読み取ってくれました。この間、わずか5秒程度。

 は、早い!! 財布を出して小銭を探すよりもずっとラク!

 レシートを見ると、国のキャッシュレス・消費者還元事業により、2円(2%)が還元されたことが書かれています。キャッシュレス決済によるメリットをその場で実感できて、うれしい気持ちになりました。

QRコードをスキャンする支払い方法も

 一度PayPayを使おうと決めると、改めて、対応店舗の多さに気づきます。「PayPayの営業力はすごいですからね。店側はQRコードが書かれたシールさえ貼れば導入できる上、本来はPayPay側に支払う決済システム利用料が今は無料になっていることも(ユーザーが読み取る支払いのみ対象、21年9月末まで)、普及を後押ししています。テイクアウトのお弁当屋さんなどでも使えますよ」と、菊地さん。

お弁当屋さんのメニュー看板に付いていたPayPayの旗(写真は2020年2月上旬に撮影)
お弁当屋さんのメニュー看板に付いていたPayPayの旗(写真は2020年2月上旬に撮影)

 実際に、PayPayの旗が掲げられた、テイクアウトのお弁当屋さんを発見。この店では、バーコードを読み取ってもらう方式ではなく、自分で店頭のQRコードを読み取って決済する方式でした。買いたい弁当を選び、店員にPayPayで払うことを伝えます。アプリを立ち上げ、今度は、店頭に貼られているQRコードを自分でスキャン。スキャンができたら、弁当の金額を自分で入力。入力した画面を店員さんに見せ、金額に間違いがないことを確認してもらってから、支払いボタンを押しました。

 1.5%分のPayPay残高還元に加え、Kが弁当を買った店が国によるキャッシュレス還元5%の対象事業者だったようで、合計6.5%(900円の弁当のうち58円分)が還元されました。

 対応店舗が多いのがPayPayのメリットだと聞いていましたが、確かに「多くの店で使える」というのは安心感がありました。