両立育児に罪悪感や悩み　私だけというくやしさも

いつか今の日々を振り返って「いとおしい」と思いたい

──　Oさんの両立生活のお助けアイテムなどがあれば教えてください。

Oさん　自動調理器、全自動洗濯機＆乾燥機、ロボット掃除機ルンバ、ブラーバ、スマートスピーカーなどは一通りそろっていて戦力になってくれています。特に自動調理鍋のホットクックは夜のうちに仕込んでおくことで翌朝のスープが自動でできるので、忙しい朝の心強い味方ですね。

──　最後にこれからの両立育児について思うことなどがあればお願いします。

Oさん　私自身は専業主婦の母の手厚いフォローがあって育ってきたので、娘たちに同じことをしてあげられないことには罪悪感を覚えることがあるんです。でも夫はさっぱり割り切っているというか、そういう思いがないみたいで、どこかくやしい思いもありますね。

　例えば小1の壁なんかもそうで、夫は「学童に預ければいいじゃん」と簡単に言いますが、私は「もし子どもがなじめなかったら」とかあれこれ考えてしまって。まだ起きていないことを悩んでもしょうがないので「出たとこ勝負」なことは分かっていますが、それでもわが子のことだから考えてしまうし、気づくと私ばっかり悩んでいます。

　気づくと子どものことで悩んだり笑ったり、感情の振れ幅が大きい毎日です。いつかこうした日々を振り返って「いとおしい」と思えればいいのですが、今は毎日の生活を送るだけで精いっぱい。今を振り返ることはもちろん先のことも考える余裕はありません。

　でもそんな中でDUALのメルマガに並ぶ記事を見て「これ、私だー！」と思ったときは救われますし、「他のママもこういうことに悩んでいるんだな」と思うと頑張れる気がして励まされています。これからもDUALを頼りにしていますので、よろしくお願いいたします。

取材・文／須賀華子（日経xwoman DUAL）　写真／Oさん提供