── 認可全落ち?! どうされたんですか?

Aさん 私は認可園のどこかには入れるだろうと勝手に思い込んでいたので、まさかの事態で、区から1歳児1年保育の案内や、保育ママのリスト、二次募集の案内などの入った厚みのある封書が届いた時は大ショックでした。でも実は、事前に職場の先輩から「認可に入れるか分からないから、念のために認可外も調べておいた方がいいよ」と言われていて、区役所でもらった認可外のリストに、片っ端から電話をして見学をし、その中で一番雰囲気がよく気に入った園にエントリーをしてあったんです。そんな訳で役所からの封筒が届いたその日のうちに電話をしてお願いし、入れていただくことができました。

 まさか落ちるとは思っていなかったとはいえ、予防線を張り事前に認可外園も見学しておいて本当によかったです。また、認可外は基本的に早い者順なので、認可に落ちてすぐに電話をしたことも正解でした。通うことになった認可外の園は、家からは数駅離れていますが、子どもをよく見てくれる園で、結果的にはよかったと思っています。

「最近は、傘や長靴などのレイングッズがブーム。雨が降っていなくても傘を持ってお散歩しています」
「最近は、傘や長靴などのレイングッズがブーム。雨が降っていなくても傘を持ってお散歩しています」

信頼できる園の先生あってこその安定した育児

── 入園後は順調でしたか?

Aさん 園に通い始めた頃は、子どもの朝のお別れ泣きがひどくて、朝自転車に乗せるだけでギャン泣きしてしまう時期がありしばらくは大変でした。

 実はその時に、DUALで読んだ「園の送りでギャン泣き 子どもが安心する声掛けとは」という記事にとても救われました。記事にあった親の声掛けのヒントや、子どもの気持ちの切り替えのヒントがとても参考になりました。

── 具体的にどんなことがヒントになりましたか?

Aさん 「子どもがうまく切り替えられないときは、可能な範囲で子どもにゆずってあげることが大切」というのを読み、時間があるときは朝10分だけ公園に寄ったり、消防車を見てから園に向かったりするなどしました。おかげでこの大変な時期を何とか乗り越えることができました。

 その後は、食べムラがあったり、最近ではイヤイヤ期に突入したりと日々の困り事はありますが、幸いにして大きな悩みはなく育児ができています。

── 日々の困り事はあっても大きな悩みにならない秘訣は何でしょう?

Aさん 日々接している保育園の先生やママ友に細かに相談できる環境があることですね。特に先生はプロですし、日々長い時間息子を見てくださっているので、信頼していろいろなことを相談しています。

 先日食べムラについて相談した時も「○○くんの場合は、やさしく食べさせてあげるよりも『2口食べられたね! かっこいいね!』と盛り上げてあげた方がやる気が出るみたいですよ」「お歌で盛り上げると、やる気が出るみたいでよく食べますよ」などといった具体的なアドバイスを頂けました。たくさんの子どもを見ているからこそ、わが子に合った方法を的確に見抜き、アドバイスをもらえるのがありがたいです。

── 子育てに関する情報収集先は園の先生とママ友がメインということですが、その他はどんな情報を活用していますか?

Aさん 復帰後は仕事と育児でいっぱいいっぱいで、なかなか情報収集の時間もないのが現実です。プライベートで使うデバイスはスマホなので、DUALに関しても、サイトを見に行くというよりかは、メルマガを見て読みたい記事があればクリックするという感じです。時間が限られているので、目線がいくのは「面白そうで読みたい記事」よりも、「目下の悩みを解決してくれる記事」ですね。そういう意味では、DUALの中に「悩み別」でクリックできるような機能があって、そこだけお気に入りに入れられたりするとうれしいのですが。数ある記事の中から自力で今の自分を解決してくれる記事を探し出すことはなかなか難しいです。

 その他、忙しくてもパラパラっと読めるように見出しが立っている書籍も購入して読んでいます。本は気になった時にすぐに手にとれるのが便利です。逆にSNSの子育て情報は信ぴょう性がないものもあるので見ないようにしています。

最近Aさんが購入した書籍。『いちばんていねいな はじめてのおうちモンテッソーリ』(北川真理子著/KADOKAWA)
最近Aさんが購入した書籍。『いちばんていねいな はじめてのおうちモンテッソーリ』(北川真理子著/KADOKAWA)