新型コロナウイルスによる休校が続いていた4月、TETSUYAさんが学長を務めるEXPG高等学院が開校。5月にオンラインでの入学式が行われました。こんな時代だからこそ、TETSUYAさんは子どもたちに、どうしても伝えたいことがあったと言います。オンラインで行われた入学式とTETSUYAさんの講義、そこから感じたことなどを語ってもらいました。

コロナ禍の体験から何を学ぶか

 僕が学長を務める「EXPG高等学院」が4月に開校しました。東京校、大阪校、名古屋校があり、最大の特徴は、「EXPG STUDIO BY LDH」でダンスを学びながら、提携先である「学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校」のオンライン授業で高校卒業資格が取れることです。新型コロナウイルスの影響で予定より1カ月ほど後ろ倒しになりましたが、5月7日にオンラインで入学式を行いました。ダンスレッスンなどの対面で実施する予定だった授業もオンラインに切り替えて5月11日からスタートしています。

 入学式で、僕は生徒たちにどうしても伝えたいメッセージがありました。それは「新型コロナウイルスという非常事態で体験した、悲しみや苦しみを忘れないでほしい。この体験を生かして、平和な世界を実現するためにどうすればいいかを考えながら勉強しなければいけない」ということです。僕自身、戸惑いもありましたが「今は学ぶべきときなんだ」と受け止めています。

 学校名の「EXPG」は「エグザイル プロフェッショナル ジム」の略で、その名の通りEXILEをはじめとするLDHのアーティストが、次世代のアーティストを育てたいという思いを注入してきた場所です。また開校に当たり、NAOTO(EXILE/三代目J SOUL BROTHERS)が制服をディレクションしてくれました。今後もLDH所属のスポーツ選手やアーティストを授業に招くなど、これまで培ってきた人材やノウハウをできる限り投入していきたいと思います。生徒が思い切り楽しみながら学べるようサポートしていきたいですね。

 そして今回、僕にとっても初めてとなるオンライン授業を経験しました。

5月7日、オンラインで行われた入学式で挨拶をするTETSUYAさん
5月7日、オンラインで行われた入学式で挨拶をするTETSUYAさん