仙台市にある「食」と「森」にこだわる保育園「食と森の保育園小松島」で園長を務める四釜喜愛さんに、子育てのポイントについて語ってもらうこの連載。「3~5歳子育て あえて今伝えたい外遊びが大事な理由」に続く2回目の本記事では、コロナ下にストレスを受けがちな3~5歳子育ての「押さえどころ」について聞きました。

肯定的なコミュニケーションのポイント

日経DUAL編集部(以下、――) 新型コロナウイルスの感染拡大から1年がたちました。外出や帰省も制限され、お友達ともどこまで遊ばせていいか迷います。コロナ下における3~5歳の子育ての「押さえどころ」を教えてください。

四釜喜愛さん:(以下、敬称略) コロナ下で、子どももストレスを感じてしまっていますよね。前回の緊急事態宣言の時ほどでないにせよ、外遊びが制限されているので当然です。親のいうことを聞かなくなったり、強情を張ったりして、子育てがつらいと感じる場面もあるのではないでしょうか。

 そんな状況に対して、特効薬のようなものは無いとは思いますが、一番大事なのは、オーソドックスだけれども、「子どもの話をよく聞く」ということだと思います。3~5歳はそれまでとは比べものにならないくらい、言葉でコミュニケーションが取れるようになります。子どもの話を遮らずに聞くことで、子どもは「パパ、ママは自分のことを受け入れてくれている」と感じることができます。

 では、親のいうことを聞かなかったり、強情を張ったりする子どもに、どう対応したらいいか。私が一番大切だと思うのは、自分から正しい行動に移せるように、大人が「仕組み」、そして、歩み寄ることです。大人はつい、「脱いだ服はそのままにしないで」「お風呂のあとはすぐに着替えて」などと、一方的に指示してしまいがちです。これでは子どもが反発するのも当然です。

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次ページから読める内容

  • 大人から子どもへの「歩み寄り」が大切な理由
  • 満点じゃなくても、1点でもできれば一歩前進

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