連載マンガ「パンダ親父」でおなじみの一家が、築45年の古家を建て替えることに。今夏の竣工を目指し、パンダ親父のこだわりがさく裂した実録ベースの家づくりエッセーをお届けします。今回は最終回。家族みんなの夢が詰まったマイホームがようやく着工にこぎ着けました。

パンダ親父一家
フリーランスで働く夫婦と、長男・クマ(9歳)、長女・ウサ(6歳)の4人家族。マニアックなパパと直感派のママが一風変わった注文住宅づくりに挑戦します!

現実味を帯びてきた夢のマイホーム

 ハウスメーカーさんとの打ち合わせ時間が、回を重ねるごとに長くなってきた。話が進んで具体的になっている証拠だ。途中でおなかがすいちゃうので、あんぱんを持参するパンダ親父。

 家の勉強をしていて目からうろこだったのが「エアコン」だ。とかく「電気代を食う」「体に悪い?」と言われるエアコン。ただ、知れば知るほど、これほどエネルギー効率が良くて体の負担にならない優等生の空調設備は他にないと思える。要は使い方なのだ。

 補助金受給の関係でリビングに設置するエアコンの型番を着工前に申請しなければならず、調べ始めた。

 キッチン、ダイニングを吸収合併しひとつながりにしたわが家のリビングスペースは、約25畳。狭小住宅なりに他の部屋を犠牲にしつつ捻出した、ぜいたくポイントだ。建築士さんからお薦めされたエアコンは26畳用。世に言う「ちょい大きめルール」にのっとったセレクトだ。しかし大きいエアコンはとにかく値段が高い。

 エアコン選びの目安「◯畳用」。これもうやめない? と思うようになりました。この目安、実は数十年前の住宅性能を基準に定められたものと聞きました。

 昔の住宅は、乱暴に言うと隙間だらけ。壁や窓の断熱性能も今とは比べものにならないほど低いです。そんな住宅においての暖冷房は、逃げた分の暖気(冷気)をどんどん補充してあげるというもの。それに対しこれからの住宅性能下では、快適にした空気を閉じ込め、最小のエネルギーでキープし続けてあげるというスタイルが主流になるかもしれません。

 「◯畳用」の数字をもとに選んでしまうと、かなりのオーバースペックとなり、効率的な運転の妨げになる可能性が高く、「余計に電気代がかかる機種を、高い金額を出して購入している」という状態になってしまうかもしれません。

 しかしエアコンメーカーや販売店では、今でも「◯畳用」という基準を使用しています。さらに、そのちょっと大きめを薦められることがほとんど。いわゆる大人の事情なんでしょうか。

 丁寧に調べてみるともっと小さい型で十分、ということになるかもしれません。結局パンダ親父が25畳のリビング…いや、上下階を含め「家全体」の暖冷房をするために購入したエアコンは14畳用でした。

 以下はパンダ親父(パ)が某空調専門メーカーのショールームを訪れ、技術部出身という案内責任者の方(メ)と交わした会話。

(パ)エアコンの大きさの選び方を教えてください。
(メ)使用するお部屋の広さの少し上のサイズをお求めください。
(パ)いえ、勉強したんです。その目安は数十年前の性能の家で使う場合ですよね?
(メ)はい。
(パ)今の住宅だと、オーバースペックになりますよね?
(メ)はい、そうですね。
(パ)ちょうどいいパワーのものを自動運転させれば、省エネ効果が高いんですよね?
(メ)その通りです。
(パ)なので、適正な選び方を教えてください。
(メ)(ニコッ)使用するお部屋の広さの少し上のサイズをお求めください。

 実話です。

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次ページから読める内容

  • パンダ親父も新型コロナにはかなわない
  • いよいよお別れ
  • 上棟へ
  • これが見たかったんだ

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