お気づきでしょうか。連載のタイトルと写真が新しくなりました。今年もよろしくお願い致します。

 未来って、いい言葉ですね。子どもは「まだ大人になっていない人」だから未来の象徴。親の希望です。でも生身の子どもは今、この瞬間にしか存在しません。そのことも忘れずにいたいですね。

 昨年末、何に泣いたって、これです。舞田敏彦さんの連載『データで読み解くDUALな疑問』最終回、読みました? 「働くママの幸福度の国際比較」。タイトルを読んだ時点で予想はしたものの、日本のママの幸福度があまりにも低い!39カ国中35位(涙)。もう悲しみを通り越して、怒りが湧いてくる衝撃のデータです。

 折しも世界経済フォーラムの最新のジェンダーギャップ指数ランキングが発表され、日本は2017年から4つランクを上げたものの149カ国中110位。G7では最低です。昨年はセクハラや入試の点数操作などいろんな事件があって、つくづくここは男女平等後進国なのだなあと実感させられました。これじゃ明るい未来なんて、想像つかないよ…。

 もうこうなったら、自分が幸せになることを真剣に考えるしかないんじゃないでしょうか。そう、幸せに「なる」んです! 社会が人を幸せにすることに興味がないみたいだから、自分でなるしかない。

幸せはセルフサービス

 ここで大事なのは、子どもの幸せと自分の幸せは別物だってことです。

 教育熱心な人は「親には子どもを幸せにする責任がある。子どもの幸せこそが、親の幸せ」って言うけど、それってよく考えたら子どもを親の小作人にするのと同じこと。

 「はいどうぞ。肥えた田んぼとコシヒカリの種籾、用意したから。こうしてこうしてこうすれば、たくさんお米がとれるからね。頑張ってその通りにしてね。いいお米がたーくさんとれるところ、見たいなあ。私はあなたが育てたお米を食べられるだけで幸せ。てか、お米とれなかったらめちゃくちゃ悲しい。悲しくて死ぬかも。ああ、おなかすいた。米まだ?」 なんて言いがちです。

 子育てって、真面目にするほど禁欲的になるんですよね。受験どうしようとか、ローンどうしようとかは考えても「私は自分を幸せにしているだろうか」なんて考えない。でもこれ、大事なんじゃないかと思います。

オーストラリアではクリスマスがお正月みたいな感じです。私も家族と過ごしました。それぞれにギフトをラッピングしてツリーの下に並べ、12月25日にみんなで開封。息子たちからはチョコレートをもらいました。包み紙とリボンの山がきれいだったので、夜までそのままにしておきました
オーストラリアではクリスマスがお正月みたいな感じです。私も家族と過ごしました。それぞれにギフトをラッピングしてツリーの下に並べ、12月25日にみんなで開封。息子たちからはチョコレートをもらいました。包み紙とリボンの山がきれいだったので、夜までそのままにしておきました