日経DUALのブランドムービーを見ました。「私たちはチームだ」。深夜のリビングの床に置いた洗濯かご。刺々(とげとげ)しいやり取り。つい口調がきつくなる、幼い子どもたちとの食事。どれもみんな自分のことみたい。体に染み付いたあのときの感覚。私もよく泣いてました。こんな毎日がこれからずーっと、ずーっと続くのかな。一体あと何年、こんな毎日を繰り返すのだろうって。

大変さを分かち合える仲間がいることの心強さ

 DUALで連載を始めたとき、わが家の子どもたちは小5と小2でした。共働きが永遠に続くと思っていたのに夫が仕事を辞めて、夫が仕事を辞めたからこそできることをと思いきってオーストラリアに移住して、私は一人で働いてきました。

 それから6年。息子たちは高2と中2です。DUALの記事を読みながら、ああ、そんな頃もあったな、といつの間にか懐かしさを覚えるようになりました。大変だったなあ。早く子どもが大きくならないかなって、祈ってたなあ。夫婦そろっていつもヘトヘトで、自分の時間なんてこれっぽっちもなくて……。

 でも、羨ましいです、共働き。心の底から、羨ましい。私もできれば、共働きに戻りたいです。大学院で勉強したいこともあるし、仕事で忙しいのは自分だけじゃないって思いたいし、収入だって私一人で稼ぎ出すのはとっても大変。夫の人生の選択を否定することはできないけれど、でもやっぱり、夫婦で両立の大変さを分かち合うのって、お互いにすごく成長できる、かけがえのない経験でした。

 共働きではなくなってから、つくづく分かりました。仲間がいるってなんて心強いんだろうと。仕事に集中したい自分がいる。子どもと過ごしたい自分もいる。両方本当なのに、どっちもやろうとするとどうしてこんなにいら立ってしまうのだろう……。そんな自分と同じ葛藤を覚えている人がそばにいるだけで、すごく救われました

今朝咲いた、わが家の庭のバラ。苦労して植えたものの、日豪往復生活ゆえほぼ放置。それでも年に何度も花を咲かせます。蕾が膨らむといつも夫が写真を送ってくれます。今朝も咲きたての一輪が。みんなに会いたいなあ。私のホームは、やっぱり家族がいるところです