隙間時間を使えばパパも食事作りに参加できる

―― 幼児食になると離乳食のような緊張感はなくなりますが、やはり、栄養バランス、分量、食べ方は大切なのですね。

上田 そうです。それから、時間のコントロールも考えてみましょう。パパが家事育児をすることが当たり前になってはいても、ママが家事のイニシアチブを握っていたり、夕飯はママと子どもたちだけでという家庭が多いですね。

 共働き夫婦は一度、一日の家事・育児・仕事時間を時系列で細かく書き出してみてください。ママのほうが家事育児の負担が多いはずです。そこには表れていないけれど、子どものケンカの仲裁をしたり、こぼれた牛乳を拭いたりといった家事育児もママはしています。

 パパもスケジュールの中に隙間時間はありませんか? 時間がない、ないと思っていても、通勤時間などに、ちょっとした隙間は見つかるのでは。その隙間時間を活用し、ネットで子どもの好きそうな冷凍食材を探すなどしてみてはいかがでしょうか。「今日はパパが残業の日で遅いけど、このお魚、パパが美味しそうって言っていたよ。半分取っておいてあげよう」などの会話で、超速10分晩ごはんがグッと楽しく、豊かな時間になると思います。

(取材・文/日経DUAL編集部 福本千秋)