働き方の多様化が広まっているとはいえ、デュアラーに急な残業や出張、休日出勤はつきもの。保育園の預かり時間だけでは仕事が回っていかないこともしばしばですね。そんなときの解決策の一つがベビーシッターです。でも、「頼んでみたいけれど夫が(妻が)反対している」、「他人を家に入れるのが心配」という声もよく聞きます。その背後には、シッターを頼んでいる人が社会的にはまだ少数派で、サービス会社や体験者からの情報が不足しているという事情もあるようです。
 そこで、日経DUALでは読者とサービス会社へのアンケートを行いました。マッチング型(個人契約型)サービスに引き続き、今回はシッター派遣型の企業を独自指標でランキング。1位~8位の企業を発表します!

【ベビーシッターランキング2017 特集】
(1) プロシッターと残念シッター DUAL読者50人の声
(2) 台頭するマッチング型ベビーシッター3社を比較
(3) ベビーシッターサービス企業ランキング2017発表 ←今回はココ
(4) ベビーシッターランキング上位5社の評価と使用感
(5) 病児保育フローレンス・お迎えシスターどう使う?
(6) DUAL読者に人気のシッター会社 選ばれている理由は?

調査概要とポイント

 今年も、日経DUALが独自の視点で採点した「ベビーシッターサービス企業ランキング2017」を発表! 首都圏を中心に展開するベビーシッターサービス企業に対してアンケート調査を実施し、読者からの声を参考にして作成した指標で点数づけを行った。

 各項目の詳細な評価基準は下記の通り。「料金」「質・信頼性」「サービス」「共働きポイント」「ユーザー評価」の5つに着眼し、そこからさらに全20項目に分けて配点。100点満点でランキング化した。読者アンケートでベビーシッターサービスを選ぶ際に重視するものとして回答が目立った「料金」と「質・信頼性」は、このランキングでも特に重視した。

【DUALオリジナルランキングの指標・配点内容詳細】

<料金>

  • 年会費や入会金が使いやすい設定かどうか
  • 通常料金(平日1時間当たりの料金)が使いやすい設定かどうか
  • 早朝・深夜料金(何時から何時まで発生するか、その際の増額幅)
  • スポット(ビジター)利用の料金、トライアルができるか
  • ※エリアによって料金が別設定の場合は、首都圏の料金を見た

<質・信頼性>

  • スタッフの採用条件
  • スタッフの研修の有無、内容
  • スタッフの評価制度の有無、内容
  • トラブル対応、事故時の補償内容

<サービス>

  • 対応率(利用申し込みに応じることができる確率)
  • 対応するエリア
  • 病児保育対応、宿題対応
  • サービス開始までのスタッフやシッターとの面会

<共働きポイント>

  • 急な予約への対応(何日前の何時までに連絡すれば予約できるか)
  • キャンセル期日、キャンセル料(どの時点から発生するか、金額)
  • メール、ウェブ、スマホアプリでの申し込み対応
  • 共働き家族へのサービス、アピールポイントの魅力度

<ユーザー評価>

  • クチコミ(利用者のクチコミをHPなどに掲載しているか)
  • 読者ポイント(日経DUAL読者が実際にどれくらい利用しているか)
  • 使用感(日経DUAL編集部による抜き打ち利用で評価)
  • DUAL査定(各社のサービスの特徴や独自性、その他を評価)

 こうしたサービスで重要なのは、言うまでもなく実際にシッティングをしてくれるスタッフの人柄で、子どもや親との相性が満足度を大きく左右する。今回のランキングは、あくまで日経DUAL独自の視点で評価、採点したものだ。

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