日経DUALでは2017年10月から11月にかけて、ベビーシッターに関するアンケートを実施しました。159人からの回答を得、本特集の第1回で50人の声を紹介しました。特集最終回では、読者がどんなシッター会社を利用しているかや、サービスで重視している点、利用頻度や時間、曜日、不満に思っていることを紹介します。読者が選んでいる会社はやはり業界大手でしょうか? それとも最近話題のマッチング会社? ぜひシッター利用の参考にしてください。
■2020年6月14日追記:キッズラインに登録していたシッターによる、幼い子どもへの強制わいせつ容疑での逮捕が相次ぎました。こちらの記事をご確認ください。
【ベビーシッターランキング2017 特集】
(1) プロシッターと残念シッター DUAL読者50人の声
(2) 台頭するマッチング型ベビーシッター3社を比較
(3) ベビーシッターサービス企業ランキング2017発表
(4) ベビーシッターランキング上位5社の評価と使用感
(5) 病児保育フローレンス・お迎えシスターどう使う?
(6) DUAL読者に人気のシッター会社 選ばれている理由は? ←今回はココ
DUAL読者利用率は6割以上 共働き継続の投資として利用が浸透
シッターを利用したことがある人は62.9%に上り、前回調査時(2016年2月実施、169人回答)の59.8%に比べて、約3%増えていることが分かった。1時間1500~3000円が相場のシッターは1回頼むと1万円近い出費となる。高いと敬遠する人がいる一方で、一時的に出費が増えても共働きを継続するための先行投資としての認識がより広まっていると推測される。
シッター会社を選ぶときに重視する項目ベスト3は「料金」「信頼感」「利便性」
次にシッターサービスを選ぶ際に重視している項目(上位3つまで回答)を尋ねた。上位3つに入ったのは「利用料金が手ごろ」「企業やスタッフが信頼できる」「急な利用申し込みにも対応してもらえる」となった。
大切なわが子を預けるうえで、信頼感は欠かせない。また、多忙なデュアラーは急な残業や休日出勤が日常茶飯事。急な利用にも応じてもらえる利便性も不可欠だ。一方、利用頻度が増えれば増えるほど、料金が気になってくる、といったところだろうか。「職場に利用料補助制度がある」が6位にランクインしたのも納得できる。
「子どもや家族とスタッフの相性がいい」が5位に、「好きなスタッフを選べる」が7位に挙がっていることにも注目したい。実際にシッターと長時間過ごすのはわが子だ。シッターの質によって子どもが過ごす時間の質は変わってくる。シッターの相性が悪いと、帰宅したときに子どもの機嫌が悪かったり、シッターが来ること自体を拒絶したりしてしまうようになる。子どもと相性の良いシッターと出会えること、そのシッターに継続して依頼できることは、共働きを継続するうえで上位3つと同等か、それ以上に重要なファクターと言えるだろう。
次のページでは、読者に人気のシッター会社ランキングを発表します。デュアラーがこだわる条件を満たすシッター会社はどちらなのでしょうか⁉