親の負担が重すぎる習い事ってあるの?

 習い事のなかには、「親の負担」が重いものもあります。特に共働きの場合、親の仕事と両立できるかどうかは大きな心配事といえます。例えばアンケートにはこんな悩みが寄せられました。

 「下の子が男の子なので、いずれ野球かサッカーを習いたがるかもしれない。でも野球とサッカーを始めたら土日は練習や遠征に親が付き添って一日中潰れると聞き、やらせてあげられる自信がない。今も平日にやりきれなかった家事を土日になんとか片づけているので、土日に自分の時間がなくなってしまったら家の中がめちゃくちゃになり、体も休まらない、おでかけもできないということになり、破たんすると思う」(女性 子ども:3歳、小1)

 「地元の関係が作れる、チームワークが必要な習い事を男の子にはさせたいと思うが、親の負担感が少なくできるものはないのか。また、習い事の送迎も個人に依頼するのではないやり方はないのか」(女性 子ども:年少、小1)

 親の負担の大きい習い事にはどんなものがあるのか、共働き親が習い事を選ぶ際に気を付けたい3つのポイント、負担を少なくするための解決法などについては特集5回目で。親ができるだけ頑張らなくていい方法を模索します。

「やめたい」「やめさせたい」はどうする?

 小学生になれば、学校の勉強や遊び、中学受験など、習い事以外でも多忙になります。年齢が上がるにつれて、習い事の「やめどき」についての悩みも浮上します。

 「学習系の習い事(公文)のやめどきが分からない。子どもがやめたいと言っているが、やめるべきか。私はモチベーションが低いまま続けても意味がないのでやめたほうがいいと思っているが、夫は続けるべきだと言い、方針が合わないままズルズルと続けている。実際に公文の宿題をみたり、教室の送り迎えをするのは自分なので、余計にモヤモヤする」(女性 子ども:小1)

 いったん、習い事を始めたら、壁にぶつかることもあります。

 「先生とレッスンするのは好きだけれど、毎日のピアノの練習は大嫌いで、練習させるのも一苦労。結局毎日はできず、週の半分はできたらいいほう」(女性 子ども:年中)

 子どもが「やめたい」と言い出したとき、あるいは、親が「やめさせたい」と思ったとき、どうするべきなのでしょう。特集6回目では、「やめどき」の見極め方について、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称・ビリギャル)で有名な坪田塾塾長の坪田信貴さんに聞きます。「基本的には子どもが『やめたい』と言ったら、やめさせればいいと思います」と坪田さん。それは、なぜなのでしょうか。合わせて、習い事を「しない選択」についても取り上げますのでご注目ください。

 共働きっ子だからこその悩みがある一方で、こんな貴重な意見もありました。

 「正直、共働きであるからこそ、子どもに習い事をさせられています。私が働けなくなったら、続けられません」(女性 子ども:小3)

 「自分でスイミングに通うことで、時計を見て行動することが身に付き、自立心が芽生えたと思う」(女性 子ども:年長、小3)

 「習っている空手とラグビーを通して、共働きの2人だけでは教えることができなかった、しつけやチームワークを学んでいるようです」(女性 子ども:小1)

 共働きのデメリットは、見方を変えれば、メリットにもなり得ます。子どもの世界をぐんと広げてあげられる習い事を一緒に探っていきましょう。

 2回目以降の公開は明日からです。ぜひご期待ください!

子どもを伸ばせる習い事は?

(取材・文/日経DUAL編集部 小林浩子、撮影/鈴木愛子)