旅行はママが発案 年に1回は「ひたすら泳がせる旅」に

 家族旅行は春休み、夏休み、冬休みの年3回。行き先はたいてい私の気分で決まります。子どもたちはまだ日本のことをそんなに知らないから、どこがいいとかも言ってこないですし。私が「〇〇に行きたい」って言うと、パパが本を買ってきて具体的な計画を立てます。彼は旅行本が好きなんですよ。それで熱心に読み込んでいるのに、私が「やっぱりやめた」って言うこともあったりして。プランナーを振り回すひどいプロデューサーです。

 これまでに行ったのは北海道や南三陸、金沢、富山、長野の白骨温泉、岐阜の飛騨高山あたり。どこに行っても子どもたちはそれなりに楽しんでいます。広島の宮島に行った時は、動物好きのコウがここに住みたいって言いだしました。なぜかというと、鹿がわらわらいるから(笑)。

 でも、せっかくこれだけあちこち出掛けているのに、勉強には反映されません。少したつとすぐ忘れて、地理のテストでひどい点数取ってきます。

 涼しいところに行こうということで、おととしの夏に出掛けた上高地は面白かったなあ。みんなでハイキングコースを歩いたのですが、弟のヒロが最後のほうで疲れて動けなくなって、うわーって泣きながらしゃがみこんでしまって。そうしたら外国人のハイカーが「頑張れ! 頑張れ!」って応援してくれました。

上高地のハイキングコースで
上高地のハイキングコースで

 子どもたちが普段はゲームばかりであまり体を動かさないので、年に1回は思いっ切り泳がせる旅をします。本当は沖縄がいいのだけど、大体時期が合わなくて、季節を問わず泳げるグアムにすることが多いです。ハワイも気になりますが、私たちは観光もショッピングも全くしないんですよね。プールか海にいるだけなら、グアムの倍以上時間がかかって値段も高いハワイに行く意味ってないなと思っちゃって。

 グアムでは、子どもたちはずーっとプールで泳いでいます。ウオータースライダーみたいなものもあればやるけれど、むしろ3回くらいで飽きちゃう。二人とも、ひたすら泳ぐか、潜るかを繰り返しているんです。うちの子たちは単純に泳いだり、走り回ったりっていうのが一番楽しいみたいです。