人気マンガ家の二ノ宮知子さんは、夫のPOM(ポン)さん、小4と小1の男の子との4人家族。前回の次男ヒロくんに続き、今回は長男コウくんの紹介です。両親が共に不在のとき、高齢のおばあちゃんをフォローしながら留守番もこなすなど、だんだん頼りになる存在になってきたのだとか。その半面、真面目な性格故に思いがけない一面を見せることもあるそうです。そんなとき、二ノ宮さんは何を思うのでしょうか? POMさんの「パパ視点」のコメントとともにお楽しみください。

何気ない会話から、「毎日楽しく過ごしているか」を確認

 暴れん坊で女の子にも「男らしさアピール」をしたがる次男のヒロに対して、長男コウはめっちゃ草食系です。習い事は2人ともピアノとダンスと英語をやっていて、あとは次男だけサッカー。長男はやりたがりませんでした。小学校に入ったら既にサッカーをやっている子がいて、仲間に入ろうとしたけど、自分とはタイプが違うなと思ったみたいです。

 コウは動物が大好きで、植物好きの子と仲良し。一時期、その友達の影響で花の話をよくしていました。小4ですけどまだまだ素直でかわいいですね。こちらから聞くと色々話してくれます。

  私は子どもたちが楽しく過ごしているのかどうかが知りたいので、「今日は誰と遊んだの? 何したの?」とかよく尋ねます。「今日は〇〇くんとマインクラフトの話をしたよ」「△△くんとは一緒にゲームやってないけど、しゃべったの?」「うん、ゲームはやらないけど話はするよ」「△△くんをないがしろにしちゃだめだよ」。そんな会話をしつつ、友達同士のトラブルがないかな、うちの子が何か悪いことをしていないかな、というのをそれとなく知っておく意味もあります。

 コウはとにかく優しい子なので、私のほうがなるべく甘えて、色々やってもらおうと思っています(笑)。最近はだんだん頼もしくなってきました。私は今、手根管症候群という手の神経系の病気でマンガの仕事をお休みしているのですが、この間手術をしたんですね。手術当日は、ダンナも私に付き添うため家に誰もいなくなるのに、コウが風邪で学校を休むことになってしまった。それで、コウの面倒を見るために私の母親に来てもらうことにしました。